2024-01-01から1年間の記事一覧
葵マコさんの「ブス」という演目は、「ブス」な女の子が周りから馬鹿にされる様を歌う曲で始まる。 最初の衣装はクマの着ぐるみ。巨大なクマの頭を被ったマコさんの顔は、こちらからは見えない。 曲の中の「ブス」な女の子は、周囲から馬鹿にされ、つきあっ…
でんぱ組.incが解散する。 アイドル文化にあまり興味がない人にとっては、いちグループの解散に過ぎないと思うけれど、2013年からアイドル文化を見ていたものとしては、ひとつの時代の終わりの印象がある。 でんぱを知ったのは「でんでんぱっしょん」のリリ…
「裁判所こそが不健全です」。 東京地方裁判所西門前で弁護団長・平裕介弁護士は怒りと失望をあらわにしながら言い放った。判決の言い渡しから、わずか10数分後のことだった。 デリバリーヘルスの経営者が「コロナ給付金(持続化給付金および家賃支援給付金…
劇場は、街の人々の居場所だった 「劇場の扉を開けたら、踊り子さんと糸を持ったお客さんが舞台の上に乗ってて。『え?』と思ったらその踊り子さんが『お食べ』ってリンゴをくれたんだよね。一通り観て、それが花電車で切ったものだってわかったんだけど」 3…
かつて福島に芦ノ牧温泉劇場というストリップ劇場があり、そこでは「潮吹きショー」を披露する中川マリというストリッパーがいた。体調不良で彼女が現役を退くと共に、芦ノ牧温泉劇場もそのまま閉鎖された。2018年6月のことだ。 2019年2月に、マンガ雑誌『イ…
2016年6月、日本のストリップ71年の歴史においておそらく初めて、圧倒的な比率で女性客が男性客を上回った公演がある。 かつて新宿に存在したTSミュージックという劇場での、4人のストリッパーによるチームショーを目当てに、多くの女性たちが足を運んだ。ス…
経営者逮捕のニュースで思い出したので記録。 少し前にバーレスクトーキョーにドルオタの知人と行った。 本題に入る前に少し。 バーレスクは芸能のひとつであり、身体表現ジャンルのひとつだけど、バーレスクトーキョーは芸能・表現としてのバーレスクに出会…
きらびやかな衣装を着て音楽に合わせて踊る女性。会場にはミラーボールや豪華な照明器具があり、ダンサーの姿を美しく照らす。それをキラキラした目で見守る女性たちがいる。 でも、それはアイドルのライブでも宝塚でもミュージカルでもない。なぜなら、ステ…
やっと女子プロレスを観た。 なぜやっとなのかというと、私がこれまで接してきたさまざまな文化が、しばしばプロレスと交差していたからだ。 梶原一騎とプロレスは切り離せない深い縁があるし、ノンフィクションではプロレスは人気の題材だ。 ももいろクロー…
久々に友坂麗さんを観たら、見たことのない境地に達していてびっくりしてしまった。 一言でいうと、踊らない、見つめない演目だった。 踊らない、見つめない演目自体は珍しくはないのだけど、友坂さんのステージは初めて観るものだった。 新作の「春よ来い~…
他人の内面を勝手にどうこう言うの人としてヤバいのはわかってるけど、印象論。 大森さん、いまだに自分は周囲に愛されてないと思ってるのかな。 ファンのお葬式に駆けつける大森さんと、生きづらさを抱えた子のDMにはげましの言葉を送ってた大森さんと、NHK…
北海道の幕西遊郭を舞台に、戦前戦後の貧農出身の女性たちの悲劇を描いたマンガです。 芸妓として成りあがる武子、人気女郎になるお梅、そして私娼になる道子。 醜女の道子が女郎になりたいと泣きながら懇願する場面や、その道子がボロボロの体のまま放置さ…
ゴールデン街が青線だったことを先週初めて知った。 知ってしまえば、あのマッチ箱を縦にしたような、異様に狭いのに高さのある建物は風俗業以外には使いづらい。災害にも弱いだろう。 飲食という名目で1階で客を取り、自由恋愛のていで2階で性行為をすると…
年始のおせちは地元のビストロが作っているものにしていますが、その材料に能登半島のものがたくさんあることを初めて意識しました。 崩れた家を見ると、火事で家が焼けてしまい、その一カ月後に亡くなった祖父を思い出します。 できることが増えたら、何か…
馬車道に突如現れたエスプレッソ専門店。 ソーダとエスプレッソのカクテルとか、リキュール入りエスプレッソとか、普段飲めないようなメニューも多くて楽しいお店です。 立ち飲みだと値段が100円安くなるというレギュレーションもうれしい。イタリアだと、立…
カレーをメインにした風我亭のサラダセット。 中央はタラモサラダ。柿と苺とエディブルフラワー入り!1500円。お皿もかわいい。 風我亭はフレンチのシェフがやってるのでやることなすことおしゃれで最高。 2024年からビストロになるそうなのでそれはそれで楽…