2016-01-01から1年間の記事一覧
購入以来の再読。 改めて読み返すとホームレスになっていた頃の話より、配管工になってからの人間関係や、アル中病棟の人間模様が数倍インパクトがある。 ガス会社で出会う、油圧のネジを隠して相方が困った顔をするのを楽しむ柳井さんや、マージンをもらう…
ワッショイサンバ×無能のユニット「もつ酢飯」のデビューライブを見届けにPASS DA 煩悩@池袋knotへ。 池袋knotは駅から少し距離のあるアットホームな地下のクラブ。奥のソファーで演者が焼きそばを作っていたりする様子がちょっと部室のようでした。タバコの…
ベルハーについてはすでにいろいろな人が言葉を尽くしているし、きっとたくさんの人が昨日のことについて書くと思うし、書き留めるべき個人的な思い出もないので、簡単に。 3時間弱、アンコールも含めて37曲。 フロアの狂騒も含めてライブアイドルの面白さと…
歌舞伎町のホストの看板は、まるで地下アイドルのアー写のようで、その発光具合に気圧されて思わず写真を撮っていたら、後ろから聞き取りやすい声のラップが流れてきた。振り返ると、スーツ姿の男性がサンタのコスプレをした女の子の写真をキャバクラの立て…
ラッパー・サイプレス上野と東京女子流の中江友梨、17歳差・音楽家だけどジャンルは別々・おじさんと女子高生(開始当時)という不思議なコンビの3年間の集大成ライブ。 支配からの卒業は中江ちゃんがつけたタイトルらしいけど、深い意味はないそうだ。 もと…
何このハートネットTV8回分。いや、クローズアップ現代5回分でもいいか。赤ひげすごかった……。普遍と驚愕を秘めた映画で、まさに芸術だった。 江戸時代の養生所を舞台にした映画「赤ひげ」。 赤ひげと呼ばれる変わり者の偉人から頭でっかちの若者・保本が「…
またカレー会にお邪魔しました。 MAZAIRECORDSは今コンピレーションアルバムを作っているそうで、スタジオ録音と並行してのサイファー。※カレー会、MAZAIRECORDSに関してはちょっと前のブログ参照。 soundcloud.com 前回参加の際は10人くらいでワンダーワー…
クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち 正面入り口にあるチケットの列がやけに進まないと思ったら、おそらく50代後半と思われるおっさんが受付の人に「こんなバカな制度は聞いたことがない」「根拠はあるの?」と怒鳴ってる。何かと思…
竹宮惠子の自伝には、まだ20代の山岸凉子がスッと現れては一言かっこいいことを言い残して去っていく場面がいくつかあり、その存在感が作風にぴったりでゾクゾクしたものでした。 少年の名はジルベール 作者: 竹宮惠子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016…
田我流しか知らずに発作的に行ったやつ。前売り購入特典として入場時に演者のインタビューが載った冊子「Mary Joy Zine」がもらえたのだけど、これがすばらしかった。プロのライターを使った、内輪感のない作り。ヒップホップはあまり前売り券を買う習慣がな…
「コトリンゴと空気公団が無料で観られるから」と友人を誘って多摩川河川敷の「もみじ市」へ。 もみじ市はハンドメイド関連イベントや店舗運営、書籍の企画・執筆などを手掛ける手紙社の主催イベントで、てづくりエリートの集結の地だ。通常のハンドメイドイ…
コウテカ2ワンマンスーパー先行チケット即売イベント アイドルの解散に慣れすぎてしまったためか、校庭カメラガールツヴァイの解散発表を聞いた時も、そんなに感傷的な寂しさはなかった。恋をしていたわけじゃないから、メンバーに会えなくなるのもそこまで…
映画『この世界の片隅に』予告編 映画「この世界の片隅に」を観て、最初に頭に浮かんだのは原民喜の「夏の花」でした。 「夏の花」は原の被爆体験をもとに書かれた短編小説で、原爆投下直後の広島を歩き回る主人公の目を通し、当時の惨事が生々しく描かれて…
川崎市は横浜市のお隣さんだ。だから、多数の運動施設を備え、育ちのよさそうな子供がのんびり遊ぶ等々力緑地も、お世辞にもきれいとは言えない川崎駅東口の商店街・銀柳街も、ニュータウンを絵に描いたようさっぱりした光景の川崎駅西口の大型商業施設・ラ…
そこそこいろいろな現代美術の現場を見た結果として「現代美術は美術オタクのオナニーで、社会と全然接続してないんだよ」という失望から逃れられなくなっていたけど、そういう後ろ向きな気持ちを吹き飛ばしてくれた展示。以下、作家別に感想。 関川航平 鉛…
金曜日はダースレイダーのCDを借りにカレー会へ。 カレー会は少し前の記事で紹介したチンポマニアックスの主催者たちがやっているサイファーです。今や特急が止まる駅では必ず開催されているといわれるサイファーですが、ほとんどのサイファーが地縁で成立し…
「そろそろMCバトル飽きたなあ。見た目と生まれとスキルの話ばっかりだし」と思っていた頃に女子ラップ練習会に参加して、バトルの難しさと面白さを実感したのが8月27日の話。 それから約1か月後の大学生ラップ選手権本選に、練習会で知り合った無能さんとワ…
マウスを狭い空間の中に詰め込むと、イライラが募ってお互いを傷つけあってしまうという。これは人にも当然当てはまるわけで、労働環境が劣悪だと人は退化してお互いを貶めあってしまう。 「アニメがお仕事!」は第一線のアニメーターとして活躍し、現在はマ…
そういえば、6年くらい前、初めてTwitterでラップの話をした相手はアニオタの男性だったなあと思い出しながら川崎へ。 その時は「ラップとか好きなんですか?意外です」というような私のリプライに「ラップは言葉遊びの要素が強いので、けっこうオタク好きで…
うわさのイベント、第2回訪問!なぜなら図録を買わなくてはいけないから……。 手塚治虫・石ノ森章太郎・水野英子・赤塚不二夫・藤子不二雄 石ノ森章太郎主催の東日本漫画研究会による肉筆回覧同人誌、墨汁一滴が圧巻。 東日本漫画研究会は、漫画少年読者欄で…
9月12日の代官山UNITは、Vampilliaの主催するフリーイベント「いいにおいのする次に輝くやつらの無料ライブ」。 ドリンク代500円に加え、シール1枚とダウンロードコードをもらえて合計1000円という破格のイベント。Vampilliaは何をやっているのか説明しにく…
藤沢駅前のサンパール広場をクラブが乗っ取った藤沢たから市。素朴な名称に反してガチな「音楽と政治」現場で大変面白かったです。 2016年の夏は東京都選挙管理委員会のイベントにラッパーが出演したり、フジロックフェスティバルへのSEALDSの参加が話題にな…
去年のイベントのメモ。塩漬けになっていたのですが、新たにアニメが公開されるということで清書して更新します。 原口正宏アニメ講義vol.9 TVアニメ50年史を語る 『スポ根アニメ』黄金期。 タイトルに反してタイガーマスクの話が8割でしたが、面白かった…
梶原一騎の非公式データベースサイト「一騎に読め!」を運営しているBONさん主催・登壇の梶原一騎生誕80周年イベント。 梶原一騎原作漫画網頁『一騎に読め!』 トークのお相手はまんだらけZENBUにて「梶原一騎の逆襲」を連載中で、「なつ漫探偵団」という著…
本番数日前に「あっ、そういや私、頭の回転遅かったわ」「その上、リズム感とかゼロだったわ」と気付いてギョッとして、これは対策を考えねばと思いつつ参加した「女子ラップ練習会」。 フリースタイルダンジョンからラップにはまり、ひとりでサイファーに飛…
草食獣と肉食獣が共存するために高度に設計された世界で、それでも起こるすれ違いを乗り越えようとする動物たちを描いたズートピアは、あらかじめ人々の心の灯台になることを目指したような映画だった。 アメリカの正義が、子供向け映画の中に詰め込まれた政…
リリイベファイナル。 前日にののるるれめるちゃんとうぉーうぉーとぅーみーちゃんがツイキャスをやったり、メンバー皆がTwitterで「絶対楽しいから来てほしい」と煽ったりと、オタクもメンバーも気合いの入っていたのですが、音響トラブルで40分押し、途中…
ギャングスタラップでもフィメールラップでも文化系ラップでもなく、やっぱアイドルラップなんですよ! 久々の校庭カメラガールツヴァイ。やっぱ最高に私の好きなアイドルラップだったから、ここは大声で主張しておきます。 正直、今回のEP、サウンドクラウ…
七月七日、湿気を含んだ夜の街を眺めながら恵比寿リキッドルームへ急いだ。 リキッドルーム2階の階段を上がると浴衣姿の女の子がたくさんいた。ライブハウスでのイベントに出演する男性アイドルのファンだろう。薄汚れたライブハウスの壁の前に立つ浴衣姿の…
だいぶ古いので記憶もあいまいなのですが、行った現場は残すのが一応のポリシーということで。 ざくっと感想。 校庭カメラギャル ビア・ファローちゃん離脱前夜と言ってもいいのかな。彼女、頑張ってたようなので残念。お披露目以来に見たのですが、ソリッド…