ホンのつまみぐい

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2018-01-01から1年間の記事一覧

「ストリップの過去と未来」を考えるにあたって参考にした文献リスト

キャバレー&ストリップ同人の書き手として名高いうさぎいぬさんに「ブックリスト公開します」と約束していたので参考文献の一部を紹介します。 小沢昭一の著書に代表されるような、古いストリップに関しての本や、フェミニズム関連の本もいろいろ読みました…

2018年よく聴いたやつ

「よく聴いた」なので古いの入ります。あと、「これはすげー!いわゆる年間ベストでは!?」って思ったけど、個人的な思い出がないっていうのが入ってなかったりします。 クソカワPARTY(CD2枚組+DVD) アーティスト: 大森靖子 出版社/メーカー: avex trax 発…

ここで買えますストリップ同人誌

どうもです。 今messyでストリップに関する連載をやっています。(追記:全4回完結しました) mess-y.com mess-y.com mess-y.com mess-y.com 第3回にご登場いただいたストリップ同人誌について、「どこで買えるのか」という質問をいただいたので、まとめてご…

ケンカしない、ブロックしない

ツイッターで差別主義者にフォロー・リプライされたので、速攻ブロックしてしまった。 が、ブロックというのは私にとっては「意思を伝えること」なので、「近寄りたくない人に感情を伝えるなんてもったいない!」と思って解除した。 「差別主義者とはつきあ…

diskunion presents「荏開津広×二木信 トークイベント VOL.2」ECD追悼

※NHKのドキュメンタリーを観たので、ついでに下書きのままだったものを整理して公開しました。 私が日本語ラップの歴史にも音楽にもくわしくないため、あまり細かく書きとれなかった箇所も多く、エピソード中心の記述になっています。また、メモ状態の断片的…

サイプレス上野とロベルト吉野「ドリーム銀座」リリースイベント@タワーレコード新宿店

前回のEP「大海賊」は全体的にピンと来ず。その間、Abemaの企画でM-1に出ることになったりとか、その他いろいろあって、迷走してないかなとちょっとしんぱいしてたのですが、新譜がよくて不安が解消されました。 ヒップホップ体操第三→ホラガイHOOK→ザ・グレ…

めも

Have a nice dayZeppフリーライブ SHIN-JUKE 絶対忘れるなリリパ もつ酢飯活動休止ライブ BADHOP武道館 NEWTOWN18 と、書きたいことに手が追いついておりません。 あと、去年おととしのことだけど、アーカイブのために書いておきたいこといろいろあるのに全…

小田原の海鮮居酒屋RYOで魚ざんまい

叔父に相談事があり、弟と小田原へ。父も優しい変わり者だったけど、叔父もそうだということを改めて確認できて、何だかほっとした。 弟に「インタビューしてる人っぽいしゃべり方をしていた」と指摘され、相談事とはいえ、親族と話すときにそんな話し方はど…

秋葉原ゴヨウマツでバラちらし

秋葉原の居酒屋ゴヨウマツの昼の海鮮がほんとに正しい。 行くと刺身定食ばかり食べてしまって他のものに手が届かないのが唯一の弱点。 昼の定食でもいちいち皮をあぶってくれるのがすごくないですか。最大でも1食千円なんだけど、値段は手間に見合ってるんで…

いちょう団地祭りに行ってきた

10月6日の土曜日、横浜市と大和市にまたがる巨大な団地、いちょう団地のお祭りに行ってきた。 この団地には昔仕事でお世話になったTさんご家族が住んでいて、ご自宅にお邪魔したことがあった。 その時にTさんが「いちょう団地に住むと決めたきっかけは団地の…

トムズボックスの作ってきた本たち展@gallery福果

絵本編集者で、トムズボックスという小さな子どもの本専門店を運営していた土井章史さんが、トムズボックス名義で発行していた本の展示。 土井さんが編集した子どもの本かと思ったけど、土井さんが編集した絵本作家たちの私家版の展示だった。 ちょっとあて…

インターネットの悪口は現実で

楽しみに読んでいたcakesの連載『「青い芝」の戦い』が終わった。 「青い芝の会」は脳性マヒ者による運動団体で、連載は学生時代に実際に活動の手伝いをしていた荒井裕樹さんと九龍ジョーによる対談だった。 cakes.mu 過激ともいわれる闘争を、なぜ当事者が…

一ミクロンの背伸びも無いO'CHAWANZ「EPISODE V」は、等身大であることの健やかさに満ちたガールズラップの名盤

ちょっと前の話ですが、O'CHAWANZ・彼女のサーブ&レシーブ合同リリースイベント「ゴルフ vs テニス」@dues新宿行ってました。O'CHAWANZ、彼女のサーブ&レシーブ、WEST SIDE PRINT CLUBのライブに長めのMC。すごくゆるかった……。 ゆるすぎて合間のMCとか全部…

早朝のNHKで放送されていた「こころの時代~『個』として生きる」を観た

ECDが特集されるというので「こころの時代~『個』として生きる」というドキュメンタリーを観た。 普段は宗教家や哲学者に話をうかがう番組らしい。過去の放送内容を見る限り、亡くなって1年経ってないラッパーを特集するというのは異例のことに思える。 番…

ニュータンタンメンをやっと食べた

横浜某所にニュータンタンメン本舗という店がある。 タンタンメンと名乗っているものの、入口の垂れ幕に描かれているのは赤いスープに溶き卵が散った謎のスープで、どう見ても四川発祥のすりごまベースの担担麺ではない。 記憶している限りでは十数年前から…

カメラを止めるな!

タイトルから「こういう仕掛けかな」というのは予想していたのですが、ラストに観客があったかい気持ちを持ち寄って帰れるヒネリが2枚あるのが手練れ感。 「長編は初だけど短編の名手として知られていた」と聞いて納得しました。 あと、どう考えても撮影めち…

オピニオン・ファクト・表現

開沼博のインタビュー集「社会が漂白され尽くす前に」を読んでいたら、ドキュメンタリー映画「ヤクザと憲法」の、プロデューサー・阿武野勝彦と監督・土方宏史が登場していた。 監督とプロデューサーのどっちの弁か忘れたけど、「オピニオンを伝えることを優…

校庭カメラガールドライ1stワンマンライブ「Rainbows over Paradise」@代官山UNIT

よかったです。楽しかったです。 コウテカって、1の初ワンマンがましゅりどますてぃの卒業で、2のワンマンが解散で。3の日本初ライブはワンマンだったけど、あれは積み上げてきたものを吐き出すというより、顔見せの一発で。 今回はちゃんと「今のコウテカを…

三崎港の芋煮ロックフェスティバルに行ってきました

山形の芋煮を広めるためのロックフェスを三崎港でやるという不思議なイベント・芋煮ロックフェスティバル。 超絶おトクと噂のみさきまぐろきっぷのお試しも兼ねて行ってきました。 会場は市場を裏手に回った駐車場横の広場。運悪く荒天スタート。小雨が降り…

友達の作った曲が一番いい曲

友人知人がいろいろリリースしていたのでちょっとまとめ。 mazairecords.bandcamp.com ヤボシキイ&ドクマンジュコンビの新作「ロールスター/タイムラインストリート」。 日常の楽しさを歌いつつ、モチーフは何だかめちゃくちゃというのは変わらねど、歌い方…

CHOICE VOLUME 11で思い出野郎Aチームに泣かされた

思い出野郎Aチームの、一見素朴だけど緻密な歌詞とゴロッとした歌い方に心にばんそうこうを貼られた気持ちになって泣いてしまった。 無許可のパーティー 踊れない街でいつでもパーティー 野放しになってるヘイトよりも禁止されたダンスビート 新曲の「無許可…

歴史が動く瞬間に立ち会った ONE-MAN “BAD HOP HOUSE” @Zepp Tokyo

最初はBADHOPのプロモーション戦略の歴史や、楽曲に込められた感情とかをちゃんと書いた上でその日の流れが追えるようなレポにしようと思ったけど、時期を逃してしまったのでざくっとした内容で。 開始は金曜夜のZEPPTOKYO、19時30分。私が会場についたのは…

アイドルに「なりたい」あの子にとっての「IDOL SONG」

おおっぴらにされるのを好まないだろうから詳細は書けないのだけど、「自分自身にとっての理想の女の子を演じながら人を笑顔にするのが仕事」の女の子が、その仕事で大森靖子の「IDOL SONG」を使っている場面に居合わせた。 今、この文章を書くために改めて…

地に足を着けながらやっていく/ロベルト吉野主催・豪雨災害復興応援ライブ「DRIFTAWAY」

数年後には西日本豪雨という言葉も、地元の人にしか通じない災害の名前になって、災害対策本部がすぐに作られなかったことも、その真っ最中にオウム真理教事件の死刑囚が一斉に処刑されたことも忘れられてしまうのだろうか。まず、どういう災害だったかを書…

オチはない

私はここ一年近く、仕事においても日常においても、人が生きていくための何らかの手助けになるようなことをしていきたいと思っていたのですが、そのためにはやはり自分が強くならなくてはいけないというのがあり、これは簡単なことではないなとずっと思って…

萩尾望都と青池保子が私たちの代わりに「どうして木原敏江が好きなのか」直接本人に伝えてくれる「総特集木原敏江-エレガンスの女王-」

なんといっても木原敏江×萩尾望都×青池保子鼎談。そして、この写真。 萩尾と青池がタッグを組んで当時の思い出を交えながらどんどん木原敏江の魅力を言語化してくれるのがとても頼もしい。 そして、2016年刊の「少年の名はジルベール」もそうなのだけど、こ…

吉野なおpre. 第24回 夜も明るい実験 ~3rdミニアルバムリリースパーティ~

ご縁があって行ってきました。 Mash Berry ウクライナの子と日本の子のコンビで重ための音のラップ。中学生と小学生なのかな? 不真面目とも違うのだけど、部活動的ぬるさがちょいつらい。やってることは面白いんだろうけど、本人たちが楽しんでやってるかも…

「校庭カメラなんとか、いっぱいあってよくわからない」人向けの校庭カメラガールドライとtapestok recordsの紹介

コウテカ3さん。ワンマン前のちょっとしたまとめ。「グループがいっぱいあってよくわからない」という声を聞くので整理しました。 校庭カメラガールはもともと、もるももるという女の子が、プロデューサーのVivid Jasさんに「ラップをやりたい」と訴えて出来…

タワーレコード横浜VIVRE店でamiinA「Jubiliee」リリイベから、みなとみらい赤レンガ倉庫で大海賊祭

6月24日(日)は現場かぶりがひどかった。 13時からヴィレッジ・ヴァンガード横浜ワールドポーターズでlyrical school「WORLD’S END」リリイベ。タワーレコード横浜VIVRE店でamiinA「Jubiliee」リリイベ。 みなとみらい赤レンガ倉庫で12時40分からさいとうりょ…

第2回「月に吠えらんねえ」(清家雪子)読書会の抄録(2018年4月22日)

4月22日に「月に吠えらんねえ」読書会の第2回を行いました。今回は、現在大学院で北原白秋について研究しているささ山もも子さんが参加して下さり、鳥井雪さん、高原英理さん、佐藤弓生さん、嘉納、池田での6名での開催となりました。前回の起こしがかなり大…