前回のEP「大海賊」は全体的にピンと来ず。その間、Abemaの企画でM-1に出ることになったりとか、その他いろいろあって、迷走してないかなとちょっとしんぱいしてたのですが、新譜がよくて不安が解消されました。
ヒップホップ体操第三→ホラガイHOOK→ザ・グレート・カブキの流れがオンリーワン過ぎてニヤニヤしちゃう。ポエトリーラップ好きなので、ZOT on the WAVEプロデュースという意外性も含めて青春の決着も〇。青春の決着はたぶん対バンとかリリイベではやらないと思うから、リリパ行きたいですね。
というわけで、リリイベだけど久々現場行きました。新宿タワーレコード。
Intro→メリゴ→RUN AND GUN pt.2→ムーンライト→新生契り→ザ・グレート・カブキ→Yokohama La La Laかな、たしか。
定番曲ひとつもやらないの、新鮮でとてもよかった。いや、ぶっかます〆→よっしゃっしゃすで入って、最後ヒップホップ体操第二ってのを、もう何度も何度も観てるから……。
スクラッチとMPCパットで構成されたIntroから入って、合間に新生契りというのもいいですね。新生契りは、ロベルト吉野の声ネタ入りのスクラッチを聴かせる曲(しかもSTUTSのビートと言う、まさに無駄遣い)。
アルバムでは合間にサイプレス上野が「おれたち最近あんまり一緒にいないじゃん」という話を始め、それにロベルト吉野がスクラッチで反論していくという掛け合いが入っているんですが、それをステージでも再現していて、「昨日どうだった?」「シャキジャキッ」というシュールな光景が繰り広げられていました。
ザ・グレート・カブキは顔真っ赤にしてのガチシャウトをリリイベでも再現していて、スカムというかパンク寄り。やった後に二人とも息を切らしていて、無謀という感じでした……。しかし好きだ。というか、こういうライブを観て笑っちゃうところで、否応なしに自分の属性を自覚させられてしまうな。
MC多めだったんですが、M-1に出るために特訓していたせいか、二人の会話のテンポもいい意味でスピーディーに変わってる感じでよかった。
オートチューン曲のYokohama La La Laで〆て、そのまま「オートチューンの無駄使い~~」とか言いながら話してるのとかも含めて、余裕を感じました。
去年のリリイベはサイプレス上野がバイク事故からの病み上がりで、「この人めちゃくちゃ疲れてるけど大丈夫かな……」という印象だったし、ロベルト吉野とも今と比べてあんまりかみ合ってなかったので。ちゃんと箱でもみたいので、いい感じのイベント出てくれるとうれしいな。
あと、ヒプノシスマイクのオタクの人がけっこう来ていて、今日本のラップ音楽で一番盛り上がってるのこれじゃないかという気がしました。