ホンのつまみぐい

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2015-01-01から1年間の記事一覧

きみとぼくは夢で会える/ ライムベリーMAGIC PARTY VOL.2 /2014年12月21日@新宿BLAZE

ライムベリーのワンマンが終わった後のメモには、「マンガみたい」と書いてあった。 桑島由一の詩も、活動休止からの復活劇もだけれど、何よりメンバーがマンガみたいにくっきりした輪郭を持ってキラキラしていたのだ。 ライムベリーはMCのMIRIちゃん、HIME…

最近読んだマンガ「さよならソルシエ」(穂積)「&」(おかざき真里)「ライアー×ライアー」(金田一蓮十郎)

さよならソルシエ 1 (フラワーコミックスアルファ)作者: 穂積出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/05/10メディア: コミックこの商品を含むブログ (51件) を見るさよならソルシエ 2 (フラワーコミックスアルファ)作者: 穂積出版社/メーカー: 小学館発売日: 2…

ヨコハマカワイイパーク2015年5月4日

超特急とアップアップガールズ(仮)が見たくて山下公園へ。お前アイドルいらんかったんちゃうか!って言われそうだけど、これくらいは観光みたいなものだから! アプガも超特急もメンバーの顔も名前も覚えてないから! というわけで3年目を迎えるヨコハマカ…

三原順復活祭 会期1〜3

前回は長文の自分語りで終わってしまったので、三原順原画展の感想を改めて。■ グレアムと「はみだしっ子」特集はみだしっ子 (第2巻) (白泉社文庫)作者: 三原順出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1996/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含む…

吉田ヨウヘイgroup「Smart Citizen」

Smart Citizenアーティスト: 吉田ヨウヘイgroup出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード発売日: 2014/06/18メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る 本牧アートプロジェクトで知った吉田ヨウヘイgroup。ライブで買って、しまいっぱなしだったCDを初めて…

無題

なんかもう、最近はアイドル見てると「この子たちも1年後はどうなんだろう……」って考えちゃうし、順風満帆な子でも「この子はうまくいって、どうしてあの子たちはうまくいかなかったんだろう……」って思っちゃうんですよね。ははは。 なんでそんなことになる…

「横浜物語」(こいずみまり)

横浜物語(1) (まんがタイムコミックス)作者: こいずみまり出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2011/06/07メディア: コミック購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (19件) を見る横浜物語 (2) (まんがタイムコミックス)作者: こいずみまり出版社/メー…

最近読んだ本「オズマガジン横浜」「因果鉄道の夜」「『東洋の魔女』論」「タモリ伝」

オズマガジン出版社/メーカー: スターツ出版発売日: 2015/03/12メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る ふだんは見ても買わないオズマガジンですが、よくお邪魔したり、仕事でお世話になったりしている方々がけっこう出ているので買ってしまいまし…

おすすめ絵本10冊

横浜へそまがりという喫茶店で絵本紹介するイベントをやりました。(へそまがりのTさん、ありがとうございました)来場者ふたり(知り合い)だったんですが、喜んでいただけてほっとしました。その時のログです。つきよのかいじゅう作者: 長新太出版社/メー…

4月8日「ZEN THE HOLLYWOOD」リリースイベント渋谷マルイ前

エアボーイズアーティスト: ZEN THE HOLLYWOOD出版社/メーカー: KingRecords発売日: 2015/04/08メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログ (1件) を見る 渋谷にはプライベートでも仕事でもよく来ていたのに、ドルオタやる前まで存在す…

アンジーは私の理想の男性だった! 〜ヤマザキマリ「はみだしっ子」を語る〜

15分遅れで入場すると、会場は260人教室に立ち見が出るほどの大盛況。 来場者はリアルタイム世代の女性が中心のようでしたが、20〜30代の女性や男性もちらほら見えました。登壇者はマンガ家のヤマザキマリさんと、マンガ研究者のヤマダトモコさん。ほかに藤…

「幸せを呼ぶ赤い袋」(三藤達男)

幸せを運ぶ赤い袋作者: 三藤達男出版社/メーカー: 神奈川新聞社発売日: 2012/10/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 地元では言わずと知れたパン屋「ポンパドウル」。元町を代表する同店の2代目社長が綴る社史。文章は素朴なものだけど、戦後すぐ…

ndjc2014上映会

友人に誘われて角川シネマ新宿の「ndjc2014上映会」へ。 存じなかったけれど、ndjcというのは、2006年から始まった若手映画発掘プロジェクトとのこと。 新人監督による5本の短編映画の作成と上映を終点にしたこのプロジェクトでは、監督は各団体からの推薦の…

没後20年展「三原順復活祭」

総特集 三原順 少女マンガ界のはみだしっ子作者: 三原順出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/04/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 「過剰なまでに饒舌」というのが三原順と、その読者に対する第一印象だった。 まだ作品を直に読…

「まばたき」酒井駒子・穂村弘

くまとやまねこ作者: 湯本香樹実,酒井駒子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/04/17メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 55回この商品を含むブログ (73件) を見る 黒を多用しながら透明感を感じさせる酒井駒子の絵には、それだけで大きな説得力が…

か「完璧」

「私も目玉焼き好き。完璧な食べ物のひとつだよね」 友人の結婚会場。席に着くと、折りたたまれたナプキンのところに、こう書かれたカードがあった。 私が招待状に書いた「岡崎京子のマンガに、″目玉焼きの黄身ってなんてうつくしいのかしら。今日はこの美し…

ふつうでない

中学生の頃からの友人Kとごはんを食べていたら、Kの友人ふたりと遭遇。そのまま4人でとりとめない話をした。 Kはゲイなので、LGBTの友人が多い。同席したふたりは「性自認が男性な女性」と「性自認が女性な男性」のカップル。 Kが私を紹介する段になって、ぽ…

BiSキャノンボール2014、まだ見てません

応援していたアイドルの解散ライブ前後を追ったドキュメンタリー映画って本来はウキウキで観にいくものなのだろう。 でも、BiSキャノンボールはそういう映画じゃなくて、きっとBiSが「あの程度で終わってしまった」理由を感じさせる映画なんだろうなって思っ…

お「オタク」ファンは優しいがオタクは憎む

アイドルを見ていてびっくりするのがオタクの人が当たり前のように週4とか5とかの数ライブに行くことですね。なんでそんなに時間があるの、お金があるの。そして、どうしてわざわざチェキを撮るの。 私が見ていたのはBiSのオタクばかりだから、性格的に極端…

え「永遠」

商業BLにほとんど関心を示さないので友人に「Iさんは腐女子じゃないんですよね?」と言われたことがある。 商業BLはともかく、二次創作では同人誌を買い漁ったり、pixivを皿のように見つめたりした実績もあるのだが。萌えツボがニッチだから、あんまり萌え話…

う「うどん」

数年ぶりに思い出したうどんの記憶がある。 飲み会で、メディア論の先生から「3月12日はじまりのごはんーいつ、どこで、なにたべた?ー」というプロジェクトを聞いた時のことだ。 せんだいメディアテーク発のこのプロジェクトは、2011年3月12日、「震災を迎…

い「いらいら」

なんだかいらいらして仕方がない。 仕事、家族、趣味。 それぞれに自分の幼さを自覚させられる案件が発生していて、自分にも、その案件にも腹が立っている。 ただ、まるで自己啓発本のようだけど、こういうことを乗り越えて大人になって行くのだろうなとも思…

あ「アイドル」

アイドルにはまったのは「でんぱ組.inc」の横浜市長への表敬訪問の場に取材で立ち会ってからという話を以前書いた。 それ以降ずっとアイドルのことを考えている。あまりにアイドルが自分の人生に及ぼした影響が大きいので、アイドルにはまらなかった人生がど…

「島はぼくらと」(辻村深月)

島はぼくらと作者: 辻村深月,五十嵐大介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/06/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (35件) を見る 人口3000人に小さな島で暮らす人々を、4人の高校生の目線から描いた長編小説。 地方を舞台にすると経済的にも心情的に…

名前を知らない石ばかりの宝石箱

一月一日は地元の大きい本屋に行った。 本屋だった頃、出版社に勤めていた頃と比べて格段に本に対する感受性が落ちているのを実感した。以前は本屋を歩くとそれぞれの本が存在を主張してキラキラ輝いているように見えたのだけど、今は文字のかたまりがドカッ…