超特急とアップアップガールズ(仮)が見たくて山下公園へ。お前アイドルいらんかったんちゃうか!って言われそうだけど、これくらいは観光みたいなものだから! アプガも超特急もメンバーの顔も名前も覚えてないから!
というわけで3年目を迎えるヨコハマカワイイパークへ。このイベントででんぱ組.incを知ったので、いまだに思い出深いイベントのひとつです。
このイベントの特徴は、公園内のステージを使った野外ライブ。山下公園のはしっこのステージは、音響こそよくないものの、ステージの背にスペイン建築風の階段と、生い茂る木の緑がみずみずしい気持ちのよいロケーションが望めます。
開放感のある野外でのライブは、ライブハウスでの熱気のこもるライブと違った楽しさがあり、去年一昨日も晴天の中、多くの人を集めたこともあってか、17時のアプガの出番には3000人近い人が集まっていました。
アプガは、衣裳がスポーツジムで売ってる派手なジャージを思い出させるものだったこともあり、とてもアスリート的に感じました。
柔らかさやしなやかさより、直線的なパワーが感じられるダンス。でも、イメージより軽やかでメンバー皆さん可愛らしかったです。すばらしい肉体美で、私が男だったら軽率に恋をしてしまいそうなセクシーさがありました。
あとはもう少し曲にバラエティがあれば……。最後に日比谷野外音楽堂でのライブの告知をしていましたが、「アップアップガールズの激しくてちょっと危険で命がかかっているライブに来てください!」という言葉に笑ってしまいました。
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さて超特急。超特急は「少年アヤちゃん焦心日記」で名前を知ったアイドルです。本書は著者のアヤちゃんがアイドルオタクである自分を笑う自虐エッセイとしてスタートし、最終的に依存心の出所を探り、それを克服していこうとする心の旅を書いた傑作私小説。そこで、たびたび超特急のことが、「憧れの美しい少年たち」として出てくるのです。
超特急は公式にはアイドルではなく、メインダンサー5人、バックボーカル2人のエンターティメント集団らしいのですが、自己紹介も含め、やっていることはアイドルでした。
ただ、5人ダンスに集中させているので、パフォーマンスのクオリティがとても高い。ステージの奥行きの使い方や、陣形の組み方がうまく考えられていて、「きちんとレッスン受けてるんだなあ……」「大手は人材にお金をかけてるなあ」と感心。ライブアイドルは、オタクの側も飛んだり跳ねたり叫んだりすることが前提となっていて、逆に、そういった能動的なアクションがないと楽しめないことも多いのですが、ステージングだけで魅せる舞台になっていました。でもアイドルっぽい自己紹介もあり。ちゃんと曲を覚えたらもっと楽しいのだろうと思います。
髪型がキノコカットでほぼ統一されているのが徹底した事務所の管理を想像させ、メジャーらしさをひしひしと感じました。
非女の子のオタクはペンライト振りっぱなし、メイクばっちりな子が多く、女性アイドルとは違った雰囲気。女性アイドルオタクの、アイドルを見るより自分がパフォーマンスする方が楽しくなっちゃう感じも善し悪しだけど、忠誠心を示すかのようにペンライト降り続けるのも大変そうです。
推しかぶり敵視とかいう感覚も、推しの生誕企画のために一生懸命仲間を探してるオタクとかを見てるとよくわからないな。でも、中高生くらいの女の子にとっては、重要なことなんでしょうね。男のオタクだって、きれいごとばかりではないし。(というか、私の行く現場がおっさん現場が多いからかな……)
半額で物を売り始めた屋台から、ラーメンや牛タン串を買い、お腹を満たして家に帰りました。
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- アーティスト: 超特急
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