ホンのつまみぐい

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選挙まわりのぼんやりしたメモ

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 衆議院選挙、小選挙区野党共闘候補で決まり。

 比例は迷ってます。立憲民主党共産党かと考えていましたが、社民党という選択肢があるという意見も。

 れいわはパフォーマンス>国政になってしまっていて、あんまり共感できないんですよね。トリックスターになることが目的化している。国政への働きかけのハードルが高すぎるのが一因で、構造的な問題なんでしょうけど、とはいえ。

 あと、ネットで「山本太郎の支持者にはフェミニストも多いけど、彼はパターナリスティックな人間だと思うので違和感がある」という意見を見て、なんとなく腑に落ちました。だからこそ劇場型政治を熱望してしまう人にウケるんだろうな。

 このへん、原一男のドキュメンタリー『れいわ一揆』とか見るともっとわかるのかな。「あの映画を観て期待しなくなった」という意見も読んだので。

 

 「鼻をつまんで〇〇に入れろ」「よりましなうんこを選ぶもの」という言い方も、ある種のヒーロー願望と通底しているところがあって、私はあんまり好きじゃないですね。いや、全員バツだろって思うことは当然あるけどさ。

 悪政だろうと善政だろうと、積み上げてきたものによって意思決定がなされていくわけじゃないですか。その積み上げる過程に無頓着だった人ほど、そういう露悪的な言い方をしがちだと思うんですよね。

 それ自体は素朴な市民感情の表れで、否定しがたい現実の一端でもあると思うんですけど、「政治を変えよう」と思ったら、そこで立ち止まるのはむしろ難しいはず。そういう言葉遣いをしている人に対し「日ごろは政治に無関心で、投票以外のコミットの方法を模索していないし、投票のために材料を集めて考えるという過程を経ていないから、そういう表現を安易に使えてしまうのでは…?」と感じてしまいます。

 

 とはいえ、私も人のことは言えません。今回こそ選挙ボランティアチャレンジしようと思ったのに、自分のことで首が回らない状態で参加できませんでした。

 投票以外でも、もっと気軽に選挙や政治に関われるようにならないか。あるいは自分のできることは何かと考えております。

 

 写真は地元じゃなくて、所要あって中野に行った時の写真です。ベランダの柵が錆び切って赤くなっているような、古くて手入れされていない建屋の壁に、いろんな政党のポスターが貼ってありました。