1月11日
横浜駅まだしてる工事〜♪ by PRINCE OF YOKOHAMA 2222
横浜駅工事期間中の壁が「横浜の後世に残したいヒト・コト・モノ」コレクションというテーマでペインティングされている。
公募制とのことで、登場するひとものことがカオス。
あれがあるのにこれがないがあまりに多いけれど、どこにでもあるランキングよりいいかもしれない。まむし粉末やコブラ粉末で有名な黒田救命堂とか、普通なら絶対入らない。
歴史上の出来事が外国人殺傷事件の生麦事件のみだけど、推薦した人どういう意図なんだ。
元町商店街関連企業が多すぎるのに笑った。誰か関係者が一生懸命入れたんだろうな。
第2回を募集していたので、同じような使われ方をするのかはわからないけど、シネマリンとシネマジャック&ベティとパラダイス会館をすすめたい。
1月12日
ez do dan子さんのツイートを見て七尾旅人のインストアへ。新宿のタワレコはかなり混雑していて、売り場を圧迫するくらいの人の量。
あまり曲を知らない状態で行ったけど、とにかく声がよく、耳に気持ち良かった。
後ろの方に卒業したばかりの夢眠ねむの小さな展示スペースがあって、時々彼女の高くて丸っこい声と、七尾旅人の低くてサラッとした声が混ざるのが面白かった。
最後に小さな女の子をステージにあげて、サーカスナイトを歌わせていた。お茶の間で家族に披露するように憶すことなく歌う女の子と、合いの手を入れる七尾旅人。そして、それを見守る客のしんとした空気が印象的だった。
七尾旅人 "サーカスナイト" (Official Music Video)
ez do dan子さんにちょっとあいさつして久々に会うOちゃんとご飯を食べに。Oちゃんは若いので、呑み屋で大量に肉のおかずを注文していて、頼もしかった。
話の流れでOちゃんとストリップに行くことになって、新宿ニューアートへ。ちょうど香山蘭、武藤つぐみ、真白希実と踊れるメンツが揃っていて、初ストリップの人に安心してすすめられる香盤だった。
Oちゃんは香山蘭を観て「よすぎて涙が……」と言っていた。
初ストリップのOちゃんのために、武藤つぐみにはエアリアルを期待していたが、この日は明るいR&Bにあわせて踊りまくる新作。
時折ドヤ顔をはさみながら身体一つでグルーブを作り出す様が潔いかっこよさに満ちていて、マニッシュな見た目やエアリアルのインパクトだけが彼女の魅力ではないのだとはっきり自覚させられた。
軽々と自由に自分の身体を扱う様は、とても爽快感があって、そこが女の子に愛される理由の一つなのだと思う。
Oちゃんが「みんなが胸が大きいわけじゃないのを見て、それでいいんだなって思った」と、以前取材で会った女の子とまったく同じことを話しているのにちょっとびっくりした。
1月13日
大さん橋ホールのYOKOHAMA MUSIC STYLEでの建設的へ。
海上ライブと新人発掘の同時開催が売りのフェスとのことだけど、いまいち運営の顔が見えない不思議なイベント。地元の小さなお店がちょこちょこ出店しているローカルさと、各音楽レーベルの担当者が集結する資本の強度のバランスが謎。クラウドファンディングもやっていたけど、どの状態をイベントの成功としてるのかがはっきりしない。
大さん橋ホールのPRの意図もあるのかな。後ろにベイブリッジを従えるロケーションは非常にロマンチックなのだけど、駅から遠いせいか、民間主導のイベントが入っているところをあまり見たことがない。
建設的だけ無料で、とてもゆるい雰囲気。1時間半観てたけど、ちょっと会場が広すぎて場が暖まるのに時間がかかっていた。初めて見たTAKUMA THE GREATがいい声だった。NONKEYが下ネタ曲で笑いを取ろうとしていて、そういうとこがダメ。夜の箱なら気にならないと思うけど。
サ上とロ吉は後半のヨコハマシカからの、サイプレス上野の「MACCHOくん、起きれたら来るって言ってたけど、来なかった~~」いうMCからの、Yokohama la la laの流れが最高だったけど、本人が「わかってるだろ184 もちろん頭には045」というミスをしてガクー。電話かかんないよ~~。ロベルト吉野が後ろで苦笑していた。でも、そのあとZZBBQだったので優勝。
TAROSOULの双子の娘さんたちが、おめかしして父のライブを観ている様子がキュートだった。
会場で最近話題のタピオカミルクティーを買ってみたけど、すぐ飲み飽きる。うーん、なんであんなに流行っているのかよくわからないな……。出店が楽だから店が増えているというのはあるだろうけど。
その後、若葉町の横浜パラダイス会館で「肉とダンスの夕べfeat.スナッチ」へ。
イベント概要には「ブラジル炭火焼肉 を食べながら、スナッチことダンサー砂山典子のバーレスク ダンスを見る夕べ」とあった。目の見えない人向けということで、お客さんの中には盲導犬も同伴の人も。
防護服を着て踊るスナッチのダンスを見た後は、炭火焼肉屋のガウジイによるダンス教室。来場者にもダンサーがいて、サンバ、ルンバなどが入り乱れて指導されていた。ダンスステップ難しくて聞いた先から忘れる。ガウジイからおじいさん独特の汗のにおいがして、何だか懐かしい気分になった。
そのあとパラダイス会館に残って色々な人と話をした。ガウジイの息子が横浜のバトル界隈でけっこう有名なラッパーだとか、ボランティアのNさんから、昔アシッドジャズをやっていて、自分らの演奏の上にLampeyeがラップを乗せたこともあった話とかを聞いた。
プライベートな部分もあるので詳細は書かないけど、ガウジイの話もNさんの話も刺激的だった。
ガウジイはブラジルにいた頃に、いきなりその辺ではじまった銃撃に巻き込まれて足を撃たれたことがあるそうで、かかと近くの銃創を見せてくれた。
帰宅して調べていると、ガウジイの半生について細かく書かれた記事があった。