めっちゃ長文で感想書いてたのに、現場で取っていたメモも含めて私のミスで全部消えました。アホすぎる。記憶でざっくりと再現。
OP映像で3776井出ちよのちゃんがあいさつ。ステージには鉄骨が汲み上げられていてシャープな雰囲気。ブレイズ8割埋まってたいたのに信頼の高さがうかがえました。
アイドルネッサンス
ルネは3回目。すべてamiinAの主催対バンで観ているのですが、この日が一番よかった。振りコピしやすいダンスと、カバー曲メインだからこそのクオリティの高い楽曲。そして、メンバーの安定感のあるダンスと歌唱。
この日は前半にかなり爽やかめの曲を持ってきていて、メンバーの清涼飲料水みたいな雰囲気とあいまってとてもまぶしかったです。
おかっぱ頭が特徴で、よく話題にあがる石野理子さん以外、メンバーの顔と名前が一致していないのですが、そのくらいのほうが楽しく観られる気がするので、今後もこの距離をキープしたい。(とか書いてたのですが、ルネもツイッターはじめちゃったんですよね。嫌でも覚えちゃいますね……)
ルネの名曲カバーってコンセプトには、正直あんまり好意的ではなかったのですが、終わった後にフロアのオタクが、口々に自分と原曲との思い出を満足げに語っているのを見て、それぞれのアンセムを新たに知れるいい機会なのだと捉えなおしました。
ポエトリーリーディングからの始まり。
音はもちろんダンスも特徴的で、鋭角的なフォーメーションや、笑顔の浮かばない表情など、どこか閉じた世界観が魅力のブクガ。
正直、前までは「それっぽいダンスをやっているアイドル」という印象だったのに、ちゃんとブクガの世界観を表現するためのダンスになってました。過去2回は「葵ちゃんの『オイオイ!』かわいいな」とか「同じお辞儀の仕方でもメンバーそれぞれ違って面白いな」とかいうほつれのような瞬間があって、むしろそれがアイドルらしい面白さなのかなとも思っていただけど、そういうスキでフックを作る必要がない。
幾何学模様、煙、水面などが映るVJも歌詞とリンクして、コンテンポラリーダンスのよう。
持ち時間が60分と長尺のため、10分近いインステゥメンタル曲を間に挟んで来るという攻めた構成。
そして、その長いダンスが終わった後、拍手をしていいのかちょっとためらうフロア。空気を壊すのを恐れつつ、思わず手を叩いてしまうという感じがよかった。
アイドルに限らず、ライブって基本熱量で押していくことが多いですが、ブクガは完全にサクライケンタの世界観を尊重しつつ、ちゃんと満足感のあるステージを作るのがすごい。アー写やライブで一切笑顔を見せないというのも、今のアイドルシーン知らない人にはびっくりですよね。
最後は、ある日おじさんの前に現れた猫とその死別を語ったポエトリーリーディングで〆。
しかし、PassCodeや、やなことそっとミュートの人気も含めて「いい曲」はもちろん、「顔のいい女の子」がやっぱり不可欠なのかなとも。いや、アイドルだからそりゃそうなんですが、逆に「曲やライブはめちゃくちゃいいけど、メンバーが普通」という場合の微妙な伸び悩み方なんかを見てるとね。
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正直ブクガの作った空気が強すぎて、今日は優勝できないんじゃないかと思ったのですが(優勝:その日イチ最高に盛り上がるというオタクスラング)、そんなことなかった。amiinA強い。
夢中になって楽しんだためか、あんまり細かいことは覚えていませんが、valkyrieのフルバージョン披露の後、肩で息をする様子の爽やかさとか、「あの時描いた/ 空想かかえて/本当の歌/選んだからここにいる」で振り絞るように歌うmiyuちゃんを見つめるamiちゃんの姿とか、ほがらかでちょっと間の抜けたMCとか、はしばしに気持ちがあったまる瞬間のあるステージでした。
この日はcanvasの合唱のことを指して、「早くあーあーあーあしたい」ってつぶやいている人いたけど、私はlillaの「リラリラリラふふーっ」のところも振り付け含めて好きです。
しかし、MCで語られた「amiちゃんが毎日学校帰りにきゅうりを買ってる」話も、「miyuちゃんがamiちゃんのためにきゅうりを育てている」話も童話のようだな。
最後はamiinAはじめてのアンコールが実現。ここはどんなにいいアクトの後、声を枯らさんばかりにアンコールしても、基本答えないんです。きっちりステージを終わらせる。それでも、ファンはアクトへのお礼のようにアンコールしちゃうんですよね。この空気好きです。
「普段はアンコールやらないから、呼んでもらえるか心配だった」というふたりはヴァルキリーのジャケットに使った白いゆったりしたブラウスで登場。
MiyuちゃんがハモニカをふきながらのI’m Home。「列車に揺られてあと少し/家に帰ろう」というあったかい歌詞が沁みました。いちいち粋だ……。
ライブ後の雑談も楽しかったです。「青春→内的宇宙→生命という流れがすごかった」という話をしたような。そして、アエロさんはいつも熱い。