ホンのつまみぐい

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ツイッターとの長いつきあい

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 先日の凍結を気に、さすがにツイッター以外のSNSを求める人々が増えてきた。


 しかし、2010年からツイッターをしている人間としては、あまりにこのSNSが生活に及ぼした影響が多すぎてなかなか踏み切れない。なかったらどういう人生だったんだろう。


 まず思い出すのが、自分の行った数々のクソリプ、空リプ、レスバ、匿名サービスへのクソ質問などなど。嫌なやつだったな、本当に……。


 あとは自意識。「人からこう見られたい」の気持ちの可視化。


 たまに確認したいことがあって昔のツイートをググると、滲み出る自意識がしょうもなさすぎて削られる。


 それが入力した時間とともに残ってるとか、ほんとに恐ろしいツールだと思う。


 まあ、でも概ね私にとってはツイッターはポジティブな存在だった。それは人との関わり方を変えてくれたからだ。


 当社比で昔よりマシだと思うけど、ほんとに人と関わるのも、関係を継続させるのも苦手だったので。


 とにかく話すのが苦手で、話したいことはたくさんあるのに自分が何を考えてるのか伝える力が低かった。


 でも、ツイッターだと話したいことを勝手にどんどん書いて、それを読んでくれた人と関わることができて、ゼロから人と会うより楽だった。


 あとは、人に連絡するのが苦手で、縁を継続させられなかったのだけど、これもだいぶ解消された。


 「年賀状書くのが苦手」みたいな怠惰の部分もあるけれど、LINEやメールを送るのに気後れしてしまう性格で、「向こうが会いたいと思ってくれるかわからないし、会わなくなってだいぶ経ってるし…」みたいなことを考えてグルグルしていた。とにかくいろんなことが怖いタイプだったのだ。


 しかし、ツイッターでずっとつながっていると、数年ぶりでも連絡ができて、これがとてもありがたかった。


 とにかく小さな負担で人と人が薄くつながることができるツールで、そのことには本当に助けられたと思う。


 そして、今もこの小さな負担で成立する薄いつながりに助けられている人がいるであろうと思うと、一部の人の言う「ツイッターなんてオワコンはやめてマストドンやdiscordへ!」という声掛けにはあまり賛同できないのだった。


 とはいえ、これだけ信頼できない空間になると、いつか退出しなければならないのだろうけど……。