ホンのつまみぐい

誤字脱字・事実誤認など遠慮なくご指摘ください。

文フリ、コミケ、おもしろ同人誌バザール

f:id:hontuma4262:20220927094633j:image

 イルミナでのサークル参加の記録。

 

 文学フリマは久々規制の緩くなった中での開催ということで大変混んでいましたた。ストリップ界隈は黒井ひとみさん、六花ましろさんという人気踊り子2名が出店していることもあり、息つく暇もなく接客していた感じ。たまに「ストリップは観たことないんですが、既刊買って面白かったので」という人が来てくださってありがたかったです。ただ、そのぶん通りすがりの人と雑談する余裕はなくなってしまったかな。買い物もだいぶバタバタしてしまいました。下の写真は帰りにKさん、大阪のスト客Aさんと行ったひつじやの料理。


f:id:hontuma4262:20220927094554j:image
f:id:hontuma4262:20220927094607j:image
f:id:hontuma4262:20220927094558j:image
f:id:hontuma4262:20220927094637j:image
f:id:hontuma4262:20220927094602j:image
f:id:hontuma4262:20220927094624j:image
f:id:hontuma4262:20220927094549j:image
f:id:hontuma4262:20220927094620j:image

 コミケC100。

 ちょこちょこ間をあけつつ、20年以上前から通っているものとしてはいろいろカルチャーショックでした。

 C100はC99から引き続き、事前チケット購入制を取っており、抽選を踏まえたチケット購入者のみが来場できる仕組みを取っていました。

 チケット代は時間ごと値段が変動し、アーリー入場チケット(5000円)、午前入場チケット(2000円)、コスプレ入場チケット(3500円)、午後入場チケット(1000円)という価格。

 アーリー入場チケットは10時半から、午前入場チケットは11時から、午後入場チケットは12時半からの入場となっていました。

 この仕組みのせいなのかどうか、午前の早い時間にブースを回っていたのはちょっと小金を持っているおじさんばっかり。若者世代が来るのは午後の遅い時間からとなっていて、コミケに対して漠然と持っていた「誰もが自由に出入りでき、それぞれが参加者となる広場のような空間」というイメージが崩れました。

 私たちは評論ブースでの参加でしたから、同日のほか人気コンテンツと比べるとだいぶ見える風景が違っただろうと思いますが、それでもあまりに金銭による優越が可視化されていて驚かざるを得ませんでした。

 それにしても、早い時間に見かけたおじさんたちの多くがチェックのシャツを着ていて「オタクがチェックを着るって本当なんだな……」と思わず感心。

 ほかに衝撃的だったのが、マンガ・アニメなどの女性向け二次創作の減少。

 これは友人に送ってもらったカタログの一部ですが、ちょっとショッキングなくらいの減少ぶり。f:id:hontuma4262:20220927122354j:image
f:id:hontuma4262:20220927122350j:image

 しかし、サークル参加費が1万円ほどになることを考えると、これも致し方ないんでしょうか……? コミックシティは参加費7000円くらいだったし、WEBイベントのプラットフォームを配信しているpictsquareでは550円からサークル参加できます。もう、コミケにこだわる必要のある人はコミケにいい思い出のある人だけなのかもしれない。

 私が最後に二次創作目当てでコミケに行ったのが2011年冬だけど、その頃はまだいわゆる女性向けと呼ばれるジャンルは活況を呈していたはず。それから2018年夏に評論系のブースだけを回ったのが、一般参加者としては最後の参加。この変化がコロナの影響なのか、それともじわじわと生じていた変化なのか、見極められるほどの知見はありません。いずれにせよ、一度これだけ変わってしまうと、これから先はもう私の知っていたコミケではなくなっていくのだろうなと思いました。

 ブースの方は台風接近のため早めに帰宅する人が多かったことや、基本マンガではないこともあり、低調。

 ただ、意外な人が訪れてくれたり、お隣のスペースの井上綾子さんから少しお話を聞けたり、印象に残ることが多かったです。井上さんは現役AV女優さんで、「40歳過ぎてAV女優デビュー!」というテーマで業界のことをマンガにされているのですが、同人誌はどれもとても面白かった。訪れる井上さんファンの顔ぶれもさまざまで、多才で気配りのできる方には多方面からファンがつくのだなと思いながら眺めていました。

井上さんの本の通販ページ

 ほか、政治家ブースがいくつか出ていたので眺めに行ったり、場合によってはイルミナの名刺を渡したりしました。赤松健グータッチ会を開いていて、「これが支持者とのふれあい…!」と思ったり。いくつかの政治家・政治系サークルが「表現の自由」関連として壁にまとめられていたのですが、むしろ島の方にヤバい本が多かったことを後で知り、惜しい気持ちに。

 それにしても、いくら水を飲んでもトイレに行きたいと思わなかったのがすごかった。利尿作用のある物を飲まずに、体を動かしているとそんなものなのかな?

 写真は乳首NGということで無理やりポップを貼ったポスターです。


f:id:hontuma4262:20220927094611j:image
f:id:hontuma4262:20220927094628j:image
f:id:hontuma4262:20220927094642j:image
f:id:hontuma4262:20220927094616j:image

 翌日はおもしろ同人誌バザール。コミケや文フリと比べると圧倒的にアバウトな運営で、ある意味感心してしまいました。産直野菜を売るのと同じような発想なのかな。

 駅前のコンコースを会場としているので、通りすがりの人が訪れてくれるのが面白かった。自分たちのブースは題材的に気軽に手に取れる感じではなかったと思うが、隣の三国志ブースでは、駅を利用するために偶然訪れた人が購入する風景も見られて、ほっこり。

 コミケや文フリより気軽に訪れやすいため、スト客さんが何人も来てくれてありがたかったです。暑さもそれほどでもなく助かりました。

 あとは、キャバレーの本がほか2日よりよく売れたかな。写真が美しいから通りすがりに買うのにいいのかも。

 同人誌販売は大変ですが、いろいろな人と出会えて面白いですね。