今さら感がすごい!
行ったはいいけど、一番印象的だったのはまず「開催されている」ということでした。
高校生の頃から通っている箱でこの世界的パンデミックのさなか国際展が行われるということにものすごい構えた気持ちで観に行ったので、とにかく開催されていること自体に、ほっとしたことを覚えています。安堵の中には怯えや迷いもあり、なんだかこわごわとした気持ちで展示を見ていました。
しかし、美術館にいる時の異界にいるような気持ちを思い起こさせてくれたことは大変ありがたく、思わずインスタレーション観覧用にされたやわらかい椅子の上で眠り込んだりしていました。
「後でもう一度行こう!」と思うくらいには幸福な気持ちになれたけど、結局一回しか行かなかったな……。映像作品に印象的なものが多く、もう一度行くべきだったんだろうけど。