ホンのつまみぐい

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夢日記20190818

 お昼ご飯を作って、窓際で寝転がりながら図書館から借りた本を読んでいると、いつの間にか眠り込んでいた。

 

 ふと足元を見ると、飼い犬が私の土踏まずに噛みついている。飼い犬はもともと野良犬で、普段は温厚で臆病だけれど、何か大きな音がしたり、こちらが襲い掛かるようなそぶりをするとおびえから噛みついてくることがある。これは困った。犬の歯は獲物にしっかり食い込むように出来ていて、無理やり外そうとするとかえってするどく食いこみ、皮膚をちぎってしまう。どうやって顎を外してもらおうか。外した後、今の傷ではたして歩けるだろうか。ひょっとしてしばらく杖がいるだろうかと考えながら、赤い血がゆっくり流れていくのを見ていた。

 

 目が覚めると足元には何もいなかった。それはそうだ。犬は2年前に死んでいるのだから。そして、ちょうどこの日は犬の命日だったらしい。

 

 土踏まずには当然傷一つなかったが、半日ほど、傷の治りかけに訪れるかゆみのようなものが足にまとわりついていた。