ホンのつまみぐい

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横須賀美術館開館15周年 PRIDE OF YOKOSUKA スカジャン展

 クリスマス当日はMさんに誘われて横須賀美術館の展示『開館15周年 PRIDE OF YOKOSUKA スカジャン展』の最終日へ。


 スカジャン着用割引があることもあり、さすがお客さんのスカジャン率高し。

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 絶景の横須賀美術館。天気がよくてよかった! 海と芝生の見える小さな丘の上にある建物。中には高い天井と美術品と書物なんて天国ではないかといつも思う。

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 展示は戦後日本になぜスカジャンという文化が生まれたのかを辿りながら、スカジャンに使われている技術を活かして作品制作を行う現代作家の作品などを紹介していた。


 第二次世界大戦後、日本に駐留していた米兵が、故郷へのお土産の一つとして買い求めたオーダーメイドジャケットがスカジャンとして根付いたそう。


 虎やら、日本の意匠に比べて中華よりの龍やらが縫い付けられているのは米兵のざっくりしたアジア理解のためか。駐留地の地名が強調された日本地図という柄もあった。


 お土産としてのジャケットは世界各地にあるらしく、展示の中にはアラスカジャンというものも。そでに犬ぞり、背中に北極グマというかわいいデザインもあり、スカジャンは自分で着るにはいかついなと思っていた私もつい欲しくなった。このご当地ジャケットという文化がスカジャン発祥なのか、もともと各地にあるものなのかはわからない。展示に書いてくれていた気もするが思い出せない…。


 最後のほうにあった現代作家たちによる、縫いの技術を活かした作品の展示も見応えがあった。絵画とは違った呪術的な迫力がある。下12枚は現代作家の作品。

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 お客さんの中には展示品の復刻デザインを着ている人がいたり、壁にかけられたジャケットを見て、「これじゃ表が見えないねえ」と言いながら、そでをめくろうとする人がいたりして新鮮だった。

 下は撮影可の復刻ジャケットや関連資料。


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 常設展と竹内六郎館も見た。常設展では寄贈作品の特集展示があり、「お金がなくて作品が買えないけど、寄贈してくれる人に支えられている」ということが書かれていてMさんと顔を見合わせてしまった。寄贈作品はどれも見事だった。


 竹内六郎館は、竹内が自作に添えた文章がけっこうおかしくて笑ってしまった。



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 Mさんは12月中、ツイッターに写真とともに俳句を投稿するという「俳句のアドベントカレンダー」を作っていて、この日もひとつ句が生まれていた。Mさんが写真を撮るところを見ていたから、のちにツイートを見た時に少し不思議な気分になった。同じ風景を見て、撮影していても、生まれるものが違う。

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 帰りはバス代割引のあるチケットを利用してドブ板通り近くで降り、ハンバーガーショップでごはんを食べた。


 会話の中で、ある知人の話をしたら「その人ブログに出てきますか?」と言われて、そんな基準あるのかと笑うとともに、あんまり人のことブログに出すのはよくないかな…とちょっと考えてしまった。(しかもその知人は本当に何度かブログに出てくる)


 でも、これからも必要だと思う時は登場させてしまうと思う。

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