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ホンのつまみぐい

いろんなもののファンをやっている人が、日々のよしなしごとを綴っています。

くせになる味のホームメイドパーティー!もつ酢飯EPリリースパーティー「大もつ酢飯展」@月あかり夢てらす

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 オタクとラップがつないだワッショイサンバ×無能の二人組ラップユニット「もつ酢飯」がついにフィジカルE.P(無配)リリース!

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 ということで、リリースパーティー「大もつ酢飯展」に行ってまいりました。ちなみにイベント名はデパートでの物産展「大北海道展」的な、自分たちに関わってくれた人々が全部のせで集まる場所にしたいという気持ちからつけられたものだとか。

 会場の川崎「月あかり夢てらす」は、これまでもスタジオチンポ主催イベントで使われていたアニソンバー。いつもは4階で行われていたイベントですが、今回は会場を少し広めの5階に移してのパーティー。

 財布を忘れて飛び出てしまい(サ……サイフレス)、開場には間に合わなかったものの、DJyukihillさんのオープニング邦ロックDJセット途中から聴けました。一曲ごとの盛り上がりがすごくて、初っ端から現場がハイテンション。

 もつ酢飯のふたりはワッショイサンバちゃんが作ったという白いパーカー。サンバちゃんのパーカーには左胸に小さく、無能ちゃんのパーカーには鎖骨下に大きくピンクのもつ酢飯のロゴが印字されていました。

 DJタイムの間に黒髪ロングの美女2人が登場。正直ちょっとこの場には迫力がありすぎる存在で、誰の知り合いかと思ったら、Amaterasくんのバックダンサーでした。

 そのAmaterasくん、まずは美女2人にソロを躍らせてから、ラップで割り込んでくるスタイル。先日のタイダルトガリネズミの真摯さと違って、もはやライブというより一発芸。真剣に踊る美女の真ん前で痙攣しながら爆笑するカクニケンスケくんとTUMAくんの姿が若干失礼で、横目に見ながら笑ってしまいました。

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 お次はMAZAIRECORDS所属のMANOYさん。本日初ライブということで、ちょっと緊張気味。

「もつ酢飯が好きで勝手にマザレコ所属を名乗っているMANOYです」という自己紹介。この日は新曲の他にもつ酢飯へのお祝いラップを披露。

「もつ酢飯 正直ゲテモノ料理 煮ても焼いても食えない」というひねった敬意の言葉の後に、「まるで宝石箱みたいなパーティー」という言葉が並ぶのに愛を感じました。

 最後の曲「3+1」MAZACON1に収録)は「衣食住では満たされない 満たされない腹 これが人類のサガ」というシニカルな曲なんですが、「イーアールサンスー 承認欲求」というフックで「承認欲求!」というコーレスを誘っていたのが楽しかった。MANOYさんの曲は体言止めの使い方が気持ちいい。(MAZACON1に収録)

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 ライブは一区切り、お次はタッグマッチバトルのもつ酢飯杯予選。8小節×4と長めのバトル。

 樫×MANOY、ぎぎぎのでにろう×MARUKEN、TUMA×bunTes、ワッショイサンバ×カクニケンスケ、ヤボシキイ×ぽじぽじ、ストローム×T-Tongueの限定タッグで、今回も面白いことやヤバイことを言ったりやったりした数が計上されていくパンチラインカウント制バトル。

 長くなるので詳細は省きますが、ほぼほぼ表に出せない自己の性癖暴露話でどんどん回りをドン引きさせていくMARUKENさんの存在感が悪い意味で光りました。

 他に印象的だったのはヤボシキイ×ぽじぽじvsストローム×T-Tongue戦。フードを深めにかぶって現れ、ストリート感を出してきたストローム×T-Tongueの「お前らギャグラップ 全然黒くねえ」というちゃんと勝ちに来るラップに対して、「わー!こんな怖い人が来るなんて聞いてないよ~~」と言い出すヤボシキイくんと「黒とか白とかこの場で言い出すお前らが空気読めてねえ」というぽじぽじくんチームのラップが勝ってしまったのは端から見ていてちょっと申し訳ない気持ちになりました……。お互い気の利いたバースたくさんあったんですけどね。

 そのT-Tongueくんのライブ。音に乗る力の高さが身体の動かし方にも出ていて、なるほどフィジカル強いなと感心。フックで「マイホームタウンシーサイド湘南」と入れる曲が爽やかでよかったです。聴きとりやすく、ストレートなリリック。ちなみにバックDJワッショイサンバちゃんだったんですが、ミスったところに「おいおい早漏かよ」と言って笑いを取ってました。

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 お次はぎぎぎのでにろうくん。「インターネットからわざわざ来ました」という自己紹介。歌の部分多めで音がかっこいい。MCではいろいろなヒップホップがあるけれどという趣旨の前置きを入れて「横道も王道だと思います」。友人のHaGRmA,A-CONYくんを加えての「P**CE」がよかった。

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 ライブの後はタッグマッチ後半戦。倫理観に挑戦し続けるMARUKENさんに対してキレるカクニケンスケくんや、ヤボキシイくんとぽじぽじくんのコンビネーションの良さが見所でした。

 結局ヤボキシイ×ぽじぽじが優勝。ウィニングラップを求められ、一言も発さず適当なビートボックスをやっていたのに笑いました。

   TUMAくんのライブは3月11日にやることの意味を語るMCも含めて、誠実な人柄が出ている印象。音もリリックもスマートなんだけど、本人はちょっと不器用な感じが微笑ましかった。しかし、そのスマートさと対照的な #チカラNSという筋トレラップが一番テンションがあがりました。

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 バトルでの活躍も印象に残ったカクニケンスケくん。「ぼくはアイドルだから!」という日頃のキャラクター作りとは対照的に、1曲1曲しっかり物語を読み取らせるアンニュイなラップ。童謡のような雰囲気の「風船を割りたくないなら」が特に印象に残りました。20分の持ち時間すべてをどこか寂しい曲でやりこなし、最後まで聴かせるのはなかなか出来ない。また見たくなる内容でした。

 演者が若いせいもあって、この日のライブは、パワフルなんだけど客をコントロールできていなかったり、音源での洗練をライブで再現できなかったりする瞬間も多かったのですが、カクニくんは高いレベルで客をコントロールしつつ、伝えたいことを表現出来ている印象を受けました。

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 ライブ終わって時間が巻いていたので、シャッフルタッグマッチの前にワッショイサンバちゃんが大学生ラップ選手権から今日までの日々を語り、本日の演者に対する感謝の言葉を述べました。

 シャッフルタッグマッチは樫×MARUKEN、TUMA×ワッショイサンバ、MANOY×bunTes、カクニケンスケ×ヤボシキイ、ぎぎぎのでにろう×ぽじぽじ、いーえっく×コース(飛び入り)。

 変わらず暴走するMARUKENさんをコントロールする樫さんの存在感が素晴らしかった。また、何となく雰囲気の似ているぎぎぎのでにろう×ぽじぽじタッグの安定感のあるバトルも印象的でした。

 シャッフルバトル前半戦の後は、ぽじぽじa.k.aDocManjuくんのビートライブの最後にヤボシキイくんが1曲ライブを披露。リリック飛んだと告白していましたが、声の強さがかっこよかったです。

 さて、いよいよメインのもつ酢飯ライブショーケース。

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 まずは「マザレコのみんなに向けて」という前置きからネット公開のアルバムには入っていないOTKという曲を披露。内容はタイトル通りのオタク賛歌。「ただのオタクがマイクで夢叶えてるぜ」と叫ぶワッショイサンバちゃん。

 次のG.I.R.Lでは、みんなでフックの「社会に立てなミドルフィンガー ついでに添えな メディスンフィンガー」を大合唱!

 そして「女同士の会話は常に相手のあらをすくうMCバトルなのです」というMCから1on1。

てかいつまでも出来ないね 本命彼氏
奇跡おこるかもね どんでん返し(笑) 

下着はもちろん上下でおそろ?
見せる相手もいないのに? ワラ

 という辛辣でゴミのような嫌みの言い合いが延々続くバトル曲。お互いが顔を見合わせる小芝居はたしかに見た目完全にMCバトルで、ちょっと恐ろしいけど笑えちゃう。最後に二人がお互いの思想を叫ぶバースも含め、これはぜひ現場で見てほしい。

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 お次は通称ポガ、正式名称「チンポガールズ」のマイクリレー曲「random fortunes」。ワッショイサンバ、無能、MANOY、樫で3本マイクを回しながらの「サンバ 無能 樫 MANOY がんばるぞい」は可愛かった……。(Python Codeに収録)

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 G.I.R.L.2の前に無能ちゃんのご両親が会場に到着。アドリブでワッショイサンバちゃんが「え~、〇〇(無能ちゃんの本名)さんのお母様。私、娘さんとラップが出来てとても幸せです」と言い出し、笑う会場。

 最後は「もつ酢飯×7 割れ鍋に綴じ蓋 もつ酢飯」という明快なフックと疾走感のあるビートのもつ酢飯のテーマで終了。

 「ガラスの靴なんてたたき割ってやる!」などと前のめりなパワーワードを投げるワッショイサンバちゃんに、ちょいちょい韻を踏みながらツッコミを入れる無能ちゃんのコンビネーションがとても面白くて、MCも退屈させない濃い30分でした。

 シャッフルマッチ後半戦は、樫×MARUKEN、カクニケンスケ×ヤボvイ、ぎぎぎのでにろう×ぽじぽじの総当たり戦。対戦相手を忘れてしまいましたが、カクニケンスケくんが、バトルのあまりの下品な内容にあきれて自分のバース7小節分を無言で過ごし、最後の1小節で「ついていけない」と一言だけ言い放つ場面に笑いました。後でヤボシキイくんが「俺までカクニさんに嫌われたんじゃないかと思ってハラハラした」と言ってましたが、そのカクニケンスケ×ヤボシキイがコンビネーションの良さとファニーさで優勝。

 最後はJavaraさんのエレクトロとダブステップ中心のDJ。サプライズで3月生まれのTUMAくんとMANOYさん、そしてワッショイサンバちゃんのためにケーキが登場。クラッカーを片手にありったけ持って引き抜くワッショイサンバちゃんの笑顔がとてもキュートでした。

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 〆のあいさつで、ちょっと涙ぐみながら「人の優しさの上に成り立ってるなって。かっこいいと思って今日呼んだ人たちなんで、それを目の前で観れてすごいうれしかったです。これがいつか伝説の幕開けと言われるようにがんばりたいと思います!」というワッショイサンバちゃん。そして、全部言われちゃったと前置きしながら「こうやっていろんな人に支えてもらって楽しいパーティーができて本当にありがとうございます。これからも面白いことやっていきたいと思います!」という無能ちゃん。

 ほがらかで暖かいパーティーの、熱のこもったエンドロールでした。

 

 

 サンバちゃん、無能ちゃんお疲れ様でした!もつ酢飯EPがメルカリで高額取引できるようになるまで追いかけますね。

 MAZAIRECORDSのみんなもこれからどんどん音源を出していく予定なので、もちろんそっちもちゃんと聴いていきたいと思います。マザレコメンバーの誠実で優しいけど、そこそこ人が悪いところ、本当に最高です。

 

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もつ酢飯のリリックはこちらで読めます。

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