新潟のローカルアイドル「RYUTist」さん。
中学生3人と高校生1人という若々しさと、いい意味でのロコドルらしさが光っていました。
ここで言うロコドルらしさというのは、端的に言うと「スレてなさ」のことです。以前、吉田豪が「ももクロがなぜ人気なのか。それは百田夏菜子が未だに静岡から新幹線通勤していて、都会に染まっていないから」と、新潟のロコドルである「Negicco」のメンバーに対し説明していたことがありました。当時アイドルを見始めて2ヶ月だったので、吉田豪のいうことがちっともピンとこなかったのですが、今ならよくわかります。
洗練され、都会的になることで失われるアイドル特有のキラキラというのがたしかに存在するのです。それは方言かもしれないし、警戒心のないMCかもしれないし、柔らかい笑顔かも知れない。ともあれ、RYUTistさんはそういうロコドルらしい可愛らしさと、洗練されたパフォーマンスの両方を兼ね備えたグループでした。
衣裳も含めてちょっぴりやぼったい地方の女の子らしい可愛さはそのままに、ステージではシャープに動き回る。息の合った動きは、アイドルというよりミュージカルを思い起こさせました。ハックルベリーという曲には弓をひく動作があるのですが、その時のシュッとした表情がとてもきれいでした。
リーダー最年長ののんのという女の子が、可愛いからきれいになる途中の美しさで、新たな人気を獲得しそうな予感がします。
- アーティスト: RYUTist
- 出版社/メーカー: RYUTO RECORDS
- 発売日: 2014/08/13
- メディア: CD
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