めっちゃ感動するかと思ったけどそうでもなかった……。感受性の退化かな。
横浜、絹、無垢、遺されたものという4つのセクションに分かれていて、それぞれで作品の見せ方が違ったのが面白かった。絹のセクションのみ撮影可。
1970年後半から80年代前半の横浜を撮った連作は、粒子の荒さが目に刺さる光のコントラストが印象的なモノクロ写真。
だけど、同世代の女性を撮った連作・無垢では過剰にコントラストを強調しない、肌の質感がしっとりと伝わる大判のモノクロで、同じ人が撮ったものなのに対象によって切り取り方が全く違う。
いくつかの写真にまだ酢酸のにおいが残っていて、ちょっぴり懐かしい気分に。
企画展のシュルレアリスムの美術と写真のキャプションがめちゃくちゃ良くて、テンションあがって全部撮ってしまった。横浜美術館愛してるぜ……。