ホンのつまみぐい

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校庭カメラガールドライ prologue oneman live “through the wire” コウテカ3お披露目ライブに行ってきました@下北沢Three

校庭カメラガールドライのお披露目ワンマンは9月6日から告知されてたけど、お披露目っていってもまだまだ仕上がってないだろうし、11月はイベント多いしお財布のためにも遠慮しておこうかなと思ってた。

 

ところが、10月2日にはメンバー編成が変更になり、らみたたらったちゃんがメンバーとして加わるというアナウンス。

 

「たらちゃんのお披露目なら……」という気持ちで下北沢Threeへ。

 

途中、道端で前呑みしている久々に会うオタクの人たちとあいさつ。一人で出向くヒップホップ現場が続いていたから、あいさつできる現場楽しい……。

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雑談しながら会場へ行くと、ステージ正面のフロアはかなり小さめ。ラウンジとステージは胸の高さくらいの壁で仕切られていて、フロアに入らなくてもステージは見えるという仕様。しかし、この日は狭いフロアがぎゅうぎゅうで、なんだかフロアの人が隔離されているみたいに見えた。

ラウンジで遠目に見ていると、ヒとミさんに「コウテカって暴れるんですよね」と言われたので、「いやー、そうでもないですよ。人それぞれみたいな」と返事。

しかし、結果的にこの返事は嘘ということに。

会場が暗くなり、オーバーチュアとともにステージに現れるメンバー。

すると、真っ暗で無音のステージからアカペラで歌声が聴こえる。

冷蔵庫の中 昨日食べちゃったから
マグカップの中 今飲み干したから
化粧ポーチの中 歳を重ねたから
フォーエバーなんてさ 意味ない


あー、Wedge Sole Eskimoのオープニングだ。懐かしい。
でも、今までで一番歌としてうまい……!
「えっ、何だこれ」と思っていると、トラックが流れ出して改めてWSEがスタート。

Wedge Sole Eskimoはオタクが掛け声を入れたり、落ちサビで振りを揃えたりする場面があるから、身体が勝手に動いてしまう。つい「これこれ!」という気持ちが湧き上がる。

そして、驚くべきことに3人とも仕上がってる。

校庭カメラギャルで鍛えたたらちゃんはもるももるちゃんバース中心。歌もラップも行けるきゃちまいはーちゃんはうぉーうぉーとぅーみーちゃんバース中心。演劇的な節回しの動作とラップのさっぴー はろうぃんちゃんはののるるれめる・しゅがしゅらら中心の歌割り。もちろん、そのままスライドしたわけではないけれど。

 

セトリはアゲ曲中心で、ガンガン跳んだり跳ねたりしちゃうやつ。いや、跳ねますよね。これ。違和感はもちろんあるんだけど、やっぱり好きだからね。そして、代わりのない音だから。しかし、フロアぐちゃぐちゃでリフト上がり放題。直前にヒとミさんに言ったことを訂正せざるを得ない。


ライブ中盤になって流れるLast Glasgowのイントロ。エモーショナルに振り切ったこの曲は、おそらくましゅりどますてぃ卒業ソングとして作られてる。

モリーズラスター
ここで歌ったこと覚えてるよ
未来が明るくても
モリーズラスト スタート
ここで歌ったこと覚えててね
私がいなくなっても

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ああ、このイントロは何回聴いても2015年の冬を思い出してしまうな。しゅりちゃんに秋葉原タワレコのリリイベでガチ恋して、ホームページに載っていた歌詞を全部印刷して持ち歩き、忘年会をサボって卒業ライブに駆けつけた冬だ。今思うと、あの頃の自分の衝動、まあまあ謎。でも、あれからコウテカが一番好きなラップミュージックだ。いろんなラップを聴くようになってからも、それは変わらない。

 

いろいろ思い出しつつ、すっかり暗記した歌詞を口に出しながら聴いていると、いきなり音止め。とはいえ、tapestokがライブ中に音を抜くのはそんなに珍しいことじゃないから、また演出かなと思い、歌い上げる3人の姿を感心しながら見ていた。

 

しかし、後で聞いたところによると、PA卓に人がぶつかってしまったというガチのハプニングだった模様。怯まず続けた3人エライ。

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感心しながら観ていると、いつの間にかしゅがーしゅららちゃんが観にきていて、盛り上がっていいものか一瞬戸惑う。ららちゃんはずっとまっすぐステージとフロアを観ていた。

 

ライブの〆はハルボシ。アッパーチューンが続いてからの、キラキラした音のお別れの歌。

これで最後だねと言った

僕らは祈りました

少しだけでも明日が変わるように

すぐにゆくよ

 

何となく整わないアンコールの声を聞きながら、周りを見渡すとののるるれめる推しのじむじむくんがちょっとさびしそうな顔をしていた。

 

じむじむくんと少し話して振り返ると、オタの人たちが花束を渡すための準備をしている。一人泣きそうな顔の女の子がいて、何となく推しがいないステージを観て気持ちが混乱しているのかなと思う。

 

泣き顔の彼女の代わりに、ライブを観に来ていた春ねむりさんが花束を渡すことになった。たらちゃんも二日前の春ねむりさんのワンマンに来ていたのだ。盟友!

 

アンコールに答えて現れた3人に花束が渡され、新曲からのLonely lonely Montrealで本当に終了。

 

あまり期待はしていなかったんだけど、曲の強さに引っ張られたところはあるけれど、正直楽しかった。最後の数曲はさすがに新メンバーふたりがスタミナ切れっぽかったけれど、それにしても想像以上だった。

 

でも、一方でののるるれめるちゃんの少し頼りない無邪気な声や、しゅがしゅららちゃんのひょうひょうとした萌え声こそが、私の知ってる校庭カメラガールだったんだなという実感もわいてきた。

 

それは、これから出会う人には一切関係のないことだし、むしろ新しいコウテカを作っていくであろうことをプラスに考えていいのだろうけど、ちょっと寂しさと物足りなさもあった。好きだったからなあ、すごく。

 

チェキを取ってオタクの人たちと雑談して、居酒屋でまた何時間もいろいろ話して、何だか久々にオタクやった感じのする日で、ちょこちょこドタバタしてたけど「やっぱたぺすとくだなー!」と思った。

 

ライターさんも何人かいらしてたし、パーフェクトミュージックとマネジメント契約したということで、これまで以上にたくさんの人に知ってもらえることを祈るのみ。

あめとかんむり、校庭カメラギャルもリリースやイベントが続くし、ここで興味を持った人はぜひあめかんやウテギャにも足を運んでほしい。

 

 

あと、これを機会にパンケチャが一掃されることもマジ祈ります……!!!!!!

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動画撮ってくれた方々ありがとうございました。