知人のワクチン接種予約電話の手伝いをしているが、びっくりするくらいつながらない。
これは一人暮らしの人や、電話を手伝ってくれる人がいない人はつらいだろうな。
ひとりで生きてきたことに対して、罰を受けたような気持になるだろうと思う。
私の住む町の行政も、これまでの経験から頼りになるとはとても思えず、悲しい気持ちと恐ろしい気持ちが交じり合ってブルーになる。
知人は脳梗塞で倒れてから少し記憶があいまいなので、当日しっかり時間通り指定場所に行けるかも不安だ。遠方に住んでいるので、当日付き添いまでは手伝えない。
しかし、公共の福祉に関することを競わせるなんてつくづく恐ろしい話だ。
このやり方では、ワクチン接種の権利が「誰かを蹴落とすことによって得られる権利」になってしまう。
この電話の経験は長く国民の心に悪い影響を及ぼすのではないか。
そう思うとより憂鬱になる。