らみたたらったちゃん卒業ぶりのコウテカ。今までで一番、ラップが楽器として音に乗ってました。
「アイドルっぽいかわいらしさや青臭さがなくなってちょっと残念」と思っていたけど、改めて歌詞を聞くと、ある種のアニメっぽさはそのままなんですね。
ツヴァイまでの青春小説っぽさが抜け落ちて、今はひねくれた恋愛ソングが中心になっているけど、歌の中で描かれる情景は、どれも「舞台は学校」で通用しそう。相手の姿は一切歌詞の中に出てこないし、クラブミュージックが持ちうる「生々しさ」に乏しい感じ。クラブミュージックってスカした歌詞にしろ、パリピな歌詞にしろ、もう少し歌い手の身体や日常が反映される印象があるので。Spreeなんかは泉まくら好きな人とかピンとくるかも。
今のコウテカ3はぱちょとんぱちゃんの時にけだるく、時にオラオラしたラップがグループのカラーを決めている印象ですが、それでもVivid jasの乙女チックは健在なんですね。
世界観に没入できなくなってしまったのは寂しいですが、メンバーのラッパーとしての体力はとても高くなっているので、力強いダンスミュージックとして楽しめました。
あと、2年ぶりにお話したうぉーうぉーとぅーみーさんが美人になっておられました。