ホンのつまみぐい

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SNSあんまりやらなくなった理由

 SNSで生活とか趣味のことをほぼ発信しなくなったことについて、「こういう理由なんでしょう?」と見当はずれなことをこの間言われ、「誤解されてるな」と思ったので簡単に書いておきます。

 昨年プライベートでとても悲しいことがありました。詳細については書く予定ないですが、とにかくそれで落ち込んだり、奔走したりしている中で、「こんなことの間にも私はTwitterのレスバのことを考えているが、これはマジで無駄だし害悪」と思ったのが最大のきっかけです。

 ちょうどその前にポリティカルな発言を頻繁にしていて、なんならある種の火付け役に回ることもあったのですが、それについての反応を気にするのも疲れたし、それきっかけで人に避けられているなと思うのもきつかったです。

 問題提起や怒りの表明、世論の形成はとても大事ですが、SNSみたいに効果が可視化されるツールだと、それに意味や結果をどんどん求めてしまうので、これがけっこう精神的負担になります。

 渦が大きくなると当然反論もありますが、それに対応する体力がありませんでした。

 友人にミュート・リムーブされるのもしんどかったですね。「ああ、昔はこの話題にかならずいいねをつけてくれていたのに」とかいちいち悩む性質だから。

 自分のやったことの中には間違いも多々あると思うので、現状を悲劇的な比喩で飾るつもりもないですが。

 それなら生活のことを中心にすればいいのではという向きもあるかもしれませんが、性格的にちょっと無理そうだし、「でも、昔仲の良かったあの人にはミュート・リムーブされてるんだよなあ」と思いながら投稿するのも悲しいので……。

 SNSは私にとって孤独を癒すための道具でもあったわけですが、それがむしろ孤独を増幅させるなら、それより直接人と話したり、本を読んだりすることで孤独と付き合わなくてはと考えたんですね。

 でも、こういう「ネットよりリアル」みたいなことを書くと、いつも「それはある程度の健康や人間関係が担保されている人の特権ではないか」とも思うんですが……。

 さておき、SNSやることが完全に自分にとってマイナスになってたので、それならもう告知と「大事だと思うことをたまに拡散する」だけでいいかと思うようになったというのが控えるようになった理由です。

 SNSでしかつながっていない人もいるし、告知には使いたいのでアカウントを消すことはおそらくないですが、今後もそんな感じで今までのような使い方はしないと思います。