幕末から現在まで、中華街の歴史を振り返る展示。
まず、最初から中華街が食事に特化した観光地であるかのように思い込んでいた自分を反省しました。よく考えるとそんなわけないな……。
関東大震災直後、本当に建物すべてが崩れ落ちてしまった際の写真と、戦後の復興の中で増えていった生活を支えるさまざまな店舗の様子が印象的でした。
生活の場がだんだんと観光地になっていく過程も少し説明されていました。この辺もう少し詳しく知りたかったかも。そういえば、昔は今よりはもう少し生活用品の店があったなあと思い出したり。現在も中華街で活躍する方々のインタビューも展示されており、その写真の顔つきからパワフルな街であることが改めて感じられました。
帰りに寄った龍鳳酒家の海鮮3種盛り麺(名前あいまい)。新鮮なホタテが3枚も入っていて驚きました。麺がちょっと好みじゃないけど、さすがのおいしさ。
名物のおかみさんが「みんな苦しい時だけど、助け合っていこうということで具を多めに入れている」と話していました。第一次産業の人たちも大変そうだもんな……。協力金も出ないし……。長く手ごろな値段を維持していたこのお店もさすがに値上げしていて、苦境がうかがえました。