「バンド・デシネ」がフランス・ベルギーを中心としたフランス語圏のマンガというのを初めて知りました。正確にはバンド・デシネはフランス語ではマンガそのものを表す言葉だそうですが。
ああいう文学的な作風のコミック全般のことだと思っていた……。いや、シリアスな内容でも、アメコミはバンド・デシネと呼ばないしな。ばくぜんとヨーロッパ圏の文学的なマンガというイメージだったけど、「フランス語圏のマンガ」なので、カナダのマンガもバンド・デシネにあたるそう。カナダでは英語とフランス語が公用語だが、ケベック州はフランス語だけを公用語としているというのも知らなかった。
この展示で、『タンタンの冒険』もバンド・デシネだし、ミステリーや戦記物といったエンタメも人気ということがわかり、大変勉強になりました。
マンガに強い出版社が、あまりバンド・デシネを翻訳していないのが印象的。移民の物語が多い印象を受けたけど、そういうテーマのものが多く翻訳されているだけなのかな?
Thousands of Booksがクラウドファンディングを立ち上げた、未翻訳の『ワイン知らず・マンガ知らず(仮)』が面白そうでした。
2階の閲覧室で読めるんだけど、この日は時間がなくて無理でした。単価高くてなかなか手を出せないジャンルだから、そのうち閲覧室を再訪したい。
↓は最近話題になった、『アイデア』の海外マンガ特集掲載号。