ホンのつまみぐい

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amiinA last one man live『Avalonia』〜beyond the clouds〜@恵比寿LIQUIDROOM

 2019年12月に解散が発表され、当初は5月にラストライブの告知がなされたamiinA。最終的に解散ライブは10月17日の実施となりました。

 これは入口前のバーのところに掲げられたフラッグ。

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これまでのワンマンにも登場した、VJを照射する装置。

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 SS席、S席はフロアで椅子あり。A席は床に貼られたテープに従い、間隔をとって立ちで観覧という対策を取っていました。換気の時間もあり。

 

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 久々のライブ、同じ姿勢で立ちながらの観覧はけっこうキツかったです。ライブ自体はのびのびしていて力強く、やっぱりすごいチームだと実感したのですが、どこか置いていかれたような気持ちもありました。ステージの上はかつてのような輝きを放っていてるけど、それを見る自分たちの体は椅子や床のテープに縛り付けられている。ステージの上だけが変わらず少し前の平和な世界を再現しているようなギャップ。まだこの状況の異常さに対しての割り切りができていない。

 横で話をしていた男性はもう何度かコロナ禍でのライブを見ているようで、ほかの現場での感染対策の話などをしていました。

 MCはのんびりしていましたが、miyuちゃんの「赤坂ブリッツが埋まらなくて悔しかった」という言葉が少し辛かった。気合を入れたワンマンは埋まらず、その後最初の大型主催イベントは台風で中止と、たぶん経済的にもかなり制限されていたんだろうと思います。

 後半は、二人がデザイン原案を書いたという白のショートパンツのテニス選手のような衣装に着替え。私は身体全体を大きく動かす振り付けにあわせ、ふわりとひるがえるスカートのたなびきが、軽やかさと優美さを感じさせてとても好きでした。しかし、スポーティーな衣装で足を力強く上げる姿は、みっしりと筋肉の詰まった脚のたくましさを強調させていて、それはそれでカッコよかったのですが、もし続けていくとしても当初のコンセプトのままではいられなかったのだろうとも感じました。

 それをもう一度意識したのは少女の内面世界を描いた「monochrome」。2年前に見た時は、まだ身体的にも少女そのものだった彼女たちが、肉体的にも精神的にもしっかりと成長したことで、その危うさや無防備さはすっかり消え去っていました。

 でも、それはきっとチームamiinAが健全な活動を続けてきたことと地続きなのだと思います。

 ライブはカラッと終わりましたが、「フロアで騒げるようになったらまたライブをやりたいね」と言っていたし、最後のVJとして映し出された言葉は「See you!!」だったので、たとえ一晩の再結成でも、それを見守ることができたらいいなと思いました。

 しかし、改めて聴くとJubileeの「連れてってよボーイ/連れてってよボーイ/傷だらけのボーイボーイ/夢見がちなボーイボーイ/この空の飛び方教えてよ」は、まんま齊藤プロデューサーのことですね。


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【日時】
10/17(土)
OPEN 16:30 / START 17:00
【会場】
恵比寿LIQUIDROOM
【出演】
amiinA
【チケット料金】
SS席 ¥20,000 / S席 ¥8,000 / 立見 ¥5,500 / 配信 ¥2,800

 

 余談:齊藤さんはあの状況で未来ばっかり観ていてすごいと思った動画。

 

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