どうしてそこにたどり着いたのかは忘れてしまったが、とにかく東北か北海道かの主要駅の前にいた。
誰か会わなくてはいけない人、やらなくてはいけないことがあるのに、うまくいかなくて途方に暮れ、駅前をうろついている夢のようだった。
駅前広場を見ると、通常なら植木や花が植えられるような、少し盛り上がった台座のようなところに、キヨスクくらいの大きさの透明で巨大な正方形の箱が置かれていた。
レンタルスペースとして安く貸し出される予定らしく、夢の中の自分は「また新しいビジネスができたのか」と思いながら眺めていた。