DubscribeさんのDJの中ごろに到着。ザ・EDM!ザ・速い曲!!という選曲の続く中、まだ人もまばらなフロアで踊りまくるオタの人たちのパワーに脱帽。平日の水曜からなんでそんなに元気なんだ。
「オタクはBPM速い曲が好きー!!」
「情報量が多いとヤバい!!!」(by高野政所)
Dubscribe | Free Listening on SoundCloud
地下アイドル界で最も表現であることに厳しい男、田中紘治プロデュースのMIGMA SHELTER。
グランジ・サイケアイドルBELLRING少女ハートの時点で尖った曲を何の遠慮もなくやる方針でしたが、ミシェルはそれにもまして異様なアイドルグループでした。
音楽ジャンルはサイケデリックトランス。ドラムというより太鼓と呼びたいような音に合わせ、ポジションチェンジを繰り返しながら間断なく踊り続ける女の子たち。全身を使ったダンスに呪術的な音色。ダンスの激しさや歌詞の暗さもあって、笑顔やレスの概念は完全に死んでます。
フロアはステージに負けじとドラムの音に合わせて踊りまくり、振りコピあり、ミックスありで、まるで土着の宗教行事をのぞいたような面白さがありました。
ウエストを絞って上半身の身体の線がしっかり見える衣装が官能的で、ベルハーが持っていた童子性の危うさとはまた違うエロスがありました。メンバーが相手を抱き寄せるような振りもいくつかありましたね。
ところで衣装。露出はあまりないのにとてもセクシーだけど、スリットに緑と白の線が入っていて、それが見た目ほぼネギなのが何だかスキがあって個人的によいと思います。(↓は旧衣装ですが……)
校庭カメラガールドライ
西麻布BULLET’Sではいまいち乗り切れなかったけど、この日はちゃんと楽しめました。ただ、マイクの音量が明らかに小さくて声が潰れていたり、やっぱり単調さを感じる部分はあったり……。
今の方が圧倒的にストレートなカッコよさがあるんだけど、どうしても物足りなくなってしまうのは、たぶん「違和感がない」からなんだろうと思います。前のコウテカは声もラップもメンバーのたたずまいも違和感だらけで、それが曲としてまとまるのが面白かったんだろうなと。
でも、たとえばTronto Lot のサビの「星になるの」が思い切りシンガロングされて、アンコールでもオタによる「ほしィーーになーあるの~~」の合唱が発生しているのを見ると、これはこれで正しい。今度こそ「アイドルラップ面白いんだぞ」っての見せつけてブレイクしてほしさあります。どういう子が入るかはギャンブルだけど、新メンバー追加も判断としては正解だと思う。
しかしPAはこだわってほしい……。やっぱ急に声聴こえなくなると「アレッ」って思うので……。追記:あと、クラップケチャの割合が減ってきててそれはめちゃくちゃよかった!!!これを機になくなってくれ!!!!!
反省会でcharuさんから聞いた「(オタが)疲れて死にそうな顔してフロアの真ん中から出てきて、また死にそうな顔で戻っていくんですよ。それって死にそうだけどめちゃくちゃ楽しいってことじゃないですか。水曜の夜にね。明日の仕事のことなんて考えずにそんな風になれるって本当に幸せなことだと思うんですよ」という話がとてもよかったです。