かなり期待していた対バンでしたが、体調不良につき楽しみきれませんでした……。寒空の下、鎌倉の露店でビールとソーセージをかっくらってから映画を観て、そこからさらに本厚木に移動というスケジュールが祟ったのか。
会場は厚木サンダースネーク。小さめの箱でしたが、小田急通ってるとはいえ、本厚木なんてアクセスの悪い場所の箱が埋まっていたのは驚き。180人は来てたんじゃないでしょうか。
オープニングアクト naf
厚木の2ピースバンドという自己紹介からのライブ。いい声のボーカル&ギターと力強いドラムのコンビ。
「俺らも本当はそっち側だったんだけど、MOROHAが来るってんで無理矢理ぶち込んでもらいました」という熱いMC。音もちゃんと感情乗せてる印象。最後のドラムのズダダーン!!という音に「出し切った!」という安堵感を見ました。
こっちの体調もあるけれど、正直熱量をあげるのに時間がかかっていた印象でした。直前のBELAMA2さんのツイートを思い出し、「やっぱり働きながらは大変なのかな」と思ったり。
日付変わり2016.12.4
— ベラマツ(STERUSS) (@belama2) 2016年12月3日
仕事を終わらせ娘を風呂に入れ車で足早にリハスタへ
四人での最終調整
皆、仕事をし乳飲み子を幸運にも授かりありがたい事に練習時間は無いに等しい
ただ
96年からオリジナリティーが武器の集団
20年物のタンテ持ち込みで厚木ブチかます
STERUSS
でも、
crime6 37~38歳のMCが止まらずどんどん走り抜けるというテーマでやりました。
BELAMA2 固てえな~。
crime6 やっぱ固いかな?
BELAMA2 これだから日本の教育は……。
crime6 笑いがないとね。
BELAMA2 いいんじゃない? 人それぞれで。
というMCからのオールドルーキーという単語が入った新曲の流れは熱かったです。STERUSSには、これからも続けることの価値を証明し続けてほしい。
大時計のダンスが聴けたのも嬉しかった。地元補正もあると思うけど、地名を並べ立てて歌うの、地図をたどるような面白さがありますね。ラップの形式と相性いいと思う。
余談ですが「そごうの時計は踊ったまま」というライン。この時計とは横浜そごう入口の巨大なからくり時計のこと。かつては一時間ごとに、訪れる人の目を楽しませていたこの時計は2008年老朽化によりからくり時計としての稼働を停止しています。
私は「止まった時計を思う歌」かと思っていたのですが、実際は停止前に作られた歌なんですね。
- アーティスト: STERUSS
- 出版社/メーカー: Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)
- 発売日: 2008/01/30
- メディア: CD
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MOROHA
ラップのアフロにギターのUK。
勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ勝てなきゃ皆やめてくじゃないか勝てなきゃ皆消えてくじゃないか
あらかじめ結論を歌っておいて「お前はどうだ?」と問う様には、自己完結的な部分も感じたのだけど、そのある種の堂々としたマッチョさも含めて聴き手の気持ちを引き上げる存在なのでしょう。
UKのギターの甘さがロマンチシズムを強調しつつ、うまく全体をコントロールしていたように思います。
最後は疲労でぐったりで、楽しかったかと言われるとノーですが、観られてよかったです。