久々のベルハー。5人編成(朝倉みずほ、柳沢あやの、カイ、甘楽、仮眠玲菜)。
わらべ歌のような歌唱と、賑やかだけど緊張感のあるダンスがベルハーのイメージだったから、官能的で洗練されたアイドルになっていて息を呑んでしまった。
もちろん、曲やメンバーの存在が産み出す稚気は健在なのだけど、無自覚な拙さやアンバランスさが削がれて、より演劇的になったように思う。
最年少の甘楽ちゃんのぷっくりしたほっぺたと物憂げな表情の色気と、最年長のあーやんの透明感のアンバランスが不思議で、美しかった。
上体を折り曲げて体を振り乱すところや、胸を両手に当てて歌い出すところ。それぞれの危うさが胸に迫って美しい。
彼女たちのことはほんとは音楽好きやアイドル好きだけじゃなくて、演劇の人やダンスの人が観たほうがいい。似たようなことやってる演劇やダンスはベルハーに勝てるのかな?
アルバムのリリイベなので耳慣れない曲が多かったけれど、前よりロック調の曲が増えたよう。
そして、ずっと聴きたかった後藤まり子さん作詞・作曲の「チャッピー」。
チャッピー もういない 君の影追いかけてチャッピー 夏の夢 分かっている 全部全部チャッピー 儚さと踊ろうよ さよならだ
冷たい風が吹いているような寂しさのみずほちゃんの落ちサビから、スペインの民族音楽を思わせる哀愁漂うギターの音が鳴って、メンバーが激しく踊り出す姿がとても切ない。
みずほちゃん、誰よりも「儚さと踊ろうよ さよならだ」という歌詞が似合う女の子。
最近、細々とアイドルグループの歌詞を調べていて、どんな単語が多く使われているのかをグループごとに統計化しているのだけど、ベルハーの歌詞は他グループと比べて未来や過去を表す単語が極端に少ない。
代わりに「夕暮れ」「夕焼け」というフレーズが他グループより多い。
「今しかない」という言葉はアイドル界隈で擦り切れるほど使われているけど、ベルハーは本当に今を、一瞬を歌っているんだね。黄昏時、逢魔が時間のアイドル。
トランジスタラジオから溢れるラブソング 宇宙へ
夕暮れ迫る息苦しい日々も 全てゼロ! そう、ゼロ!
Hang in there!!
夕暮れのドライブ 愛想なしフレンズ
ぎゅうぎゅうのトランクに詰め込んだ
趣味ひとつも噛み合わないまま
隙間を埋めようとしてボクら
いらないモノがあふれた
タワーレコード横浜ビブレ店さんでインストアイベントでした!お早い時間から来てくれてありがたや〜🙏♡♡タワヨコさん見に来てくた人たちありがとうございました☆〜(ゝ。∂)このあと15:15〜新宿スタジオアルタさんで待ってるよ〜! pic.twitter.com/hqPo3kbwz8
— みずほisベルハー (@mizuho215) 2016年3月26日
タワレコ横浜さんでインストアライブでした!これから特典会はじめまーす! #ベルハー pic.twitter.com/2d67t3iT52
— BELLRING少女ハート:公式 (@BRGHead) 2016年3月26日