ZEN THE HOLLYWOOD「飛び石イエローハートLIVE」 in 池袋CYBER第2部。
「夏のぜんハリ アチチチ飛び石ツアー」も折り返し過ぎ。深澤大河くん不在のイエローハート公演の最後の回からやっと参加しました。
7月4日から8月28日まで都内のみで全17公演・4000円(ドリンク別)というスケジュールを見た時は、「そんなに運営資金がないのか……」と心配になりましたが、「干されるよりマシ」の精神でスルーしました。
ただ、前半戦の公演内容はハードなスケジュールによる体力的な疲れ、井上くんの急な卒業、人気投票による精神的なアップダウンなどが重なり、SNSを見る限りあまりよいライブ内容ではなかったよう。また、ライブマナーに関する注意喚起の紙が配られたという話も聞き、あれこれ心配しながら現場に行きました。
池袋CYBERは公式でキャパ330の箱(どう見てもそうは見えなかったので、2階席込みのキャパかも)。入りは2階に人を入れずに8割くらい? ステージが高めで、後ろからでも全体が見渡せる仕様になっていました。
三浦海里くんと阿部悠真くんによるライブマナーについての影ナレが流されて、ライブは「BUY or DIE」からスタート。実はこの曲、CDで聴いたときに「声が弱すぎて曲とあってない……」と思っていたのですが、ライブで見ると逆にその軽さがいい感じでした。
この日はその後の自己紹介のMCで、阿部くんが「今日のテーマは黄色!」と勝手に言い出し、「ABE tunes storeで検索!」と言ってデタラメな歌を歌い出したのがとてもよかった。「黄色いかき氷と〜黄色いスイカ〜そしてひまわり小僧」と歌ったところで横山善之くんを指さし、それに横山くんがラップで「俺は〜〜ひまわり小僧!ヒマワリの種!将来の夢はハムスターのエサ〜」と答えたの、仲の良さがうかがえてほっこりしました。
阿部くんはまっすぐな頑張り屋さんですが、あまりうまく自己PRが出来ていない印象があったので、末っ子感を出しつつ、メンバーを自分のペースに巻き込む姿が頼もしかったです。井上くんの卒業動画にも残っていますが、メンバーに「ブス」ネタでいじられているのを見ているのはちょっと胸が痛んだし、そもそもブスっていう言葉で人をいじること自体に「ファンは女の子ばかりなのに大丈夫?」と心配していたので。
そして、横山君のラップを聴いたせいで「笠井・横山にスチャダラパーのサマージャム`95をカバーしてほしい」と思っていたことを唐突に思い出しました。ふたりで「誰のせい?それはあれだ!夏のせい」って言ってくれ……! 絶対無理だろうけど……!!
その後は、「ハリウッドルール1・2・5」「バージンマジック」と来て「赤い箱のクラッカー」。井上くん卒業後は深澤くんに引き継がれたこの曲ですが、深澤くん不在期間のピンチヒッターは笠井くん。
ちょっと身体が重そうなのと、照れが見える「トゥミマセーン!」の言い方に笑ってしまいましたが、そこも含めて愛嬌のある代打でした。
ききき奇跡のミラクル写真!笑
何故か急に海里と腕組み(゚Д゚)
そしてみんな大爆笑(゚Д゚)
そして最後に振り返ったら帽子が(゚Д゚)
MAX!
たまたまスタッフさんが写真を撮ってくださってました笑
#ぜんハリキキキキキ pic.twitter.com/LGq0tLmPCA
— 阿部 悠真 (@yuma18justice) 2015, 8月 8
その後はソロ曲「アールグレイの季節」「籠の中のI love you」から「マジでJINJIN」「ロンリーPASSION」から、「エアボーイズ」「永遠neverever」「ZENKAIPLAY」「青春 HAS COME」と湧き曲を固めるセトリ。
ダーッとと駆け抜けてからのアンコールは「奇跡のYES」。アンコールの登場MCで、笠井くんが皇坂くんの前にひざまづきながら、「トラちゃん不在の中での公演。はじまるまでは不安でしたが、皆さんのお陰で楽しく終えることが出来ました」というようなことを言っていて、「この子たちのこういう、なんか急に客に丁寧なところ好きだな……」と再確認。
トータルでいい内容だったと思うのですが、実はあまりライブに集中できませんでした。
私の斜め前の女の子たちが「ライブ始まっても携帯切らない」「曲中にしゃべる」「アンコール中に座り込んで化粧を直す」という厄介さんだったからです。個人的には友達とのおしゃべりの声がちょっと大きいくらいなら許容範囲なのですが、「ロンリーPASSION」のサビでバカにしたように爆笑していたのがNG。
SNSで「言っても聞かない厄介がいる」という話は見ていたので、終演後に注意したら「うるせえな」という返事でした。想定内だけど、ひどいなー。なるほど、こういう子の対策で紙が配られたり、影ナレでマナーについて呼びかけたりしてるのね……。「お前、次は会ったらずっと隣で『静かにしろ』って言い続けるオタ芸かますぞ」と思いました。まじ。
一方で、ほとんどの子は従順すぎるのではと思うくらいおとなしく、現場作りの難しさを感じました。この日は「青春 HAS COME」ですらジャンプする人があまりおらず、せっかくのアイドルライブなのにもったいないなと思いました。
私は「青春 HAS COME」だけじゃなく、「BUY or DIE」でも「永遠neverever」でもジャンプしたいし、「青春 HAS COME」ならメンバーが肩組むところで隣の人と肩組みたいんですよ(強制はしないけど)!
ぜんハリは公式以外のコールを禁止しているけど、それもあまりいいことだと思っていないです。
だって、そうやってアイドルとオタクがせめぎあいながら作るのがライブだという現場にいたから。
(まあ、ぜんハリの現場でこういうことをやりたいわけではないけど!)
よく外部の人は「コール入れたりオタ芸打ったりするのは認知されたいだけだろ」「アイドルのことなんて見てなくて、大声出したいだけだろ」と言うけれど、まあ、そういう部分も多々あるけれど、意外にそれだけじゃないですよ?
むしろオタクの方が一回一回のライブに貪欲で、責任感じてたり、誠実だったりします。アイドルがぶつけてくる熱と、オタクがぶつけてくる熱がぶつかりあって広がるのがフロアの熱気ってやつで、それを公式で制御してしまうのはもったいない。
ぜんハリはアニオタや舞台オタクもいるので、そういうドルオタノリが苦手な人が多いのもわかるのですが、コールを思い切り叫ぶのも振りコピするのも超楽しいということを知って欲しいなあと思っています。
いろんなオタクが共生出来て、それぞれの文化を楽しめるハイブリッドな現場になって欲しい……。
さて、そんなことを考えていたら次の日にもうひとつひそかに応援していたPOPのカミヤサキちゃんが無期限活動中止に。
「イベントでの禁止事項を遵守できなかったこと、マネジメントの指示に背く行動をとったことが理由です。」という制裁ともプロレスともつかないブログを見て、どかんと落ち込みました。
ライブの内容も含めた詳細はこちら。
POPこそがBiSの直系にして本流だーーカミヤサキ活動休止発表のUNITワンマンを観た
アイドル今しかなさすぎだろ……。また会えると思って握手会を干したことを猛烈に後悔し、強オタKさんの「アイドルでいられる時間は短くて儚いから面白いし、いつそうなってもいいように常に全力なので涙一滴でませんでした。」というツイートを噛み締めました。私は出来る範囲での応援しか出来ないけど、POPから目を離さないからサキちゃん早く戻ってきて……。
アイドルでいられる時間は短くて儚いから面白いし、いつそうなってもいいように常に全力なので涙一滴でませんでした。 pic.twitter.com/RgK55mqdVB
— カンジ (@ijnakotas) 2015, 8月 9