コウテカ3さん、いいライブしてたな。
なのに没頭出来なかったな。
これはもう、完全に私の問題。ここ半年くらい、どの現場でも「楽しめるけど没頭できない」状態が続いている。
今までと同じ方法では、自分を楽しませることが出来なくなっているという事実はけっこう深刻だ。これ、私なんかただのブロガーだからいいけど、それで食ってる人はこういうスランプをどう乗り越えているんだろう。
園田あいかちゃんはとてもかわいくて、校庭カメラアクトレスはキラキラしていた。カメトレ、初期のコウテカの青春小説的詩情をさらにわかりやすくした感じ。所作が洗練されていて、衣装の清純さも含めてとても仕上がっているけど、ちょっとわかりやすすぎて物足りなさも。
作ってる人が同じだから当たり前だけど、コウテカ3もカメトレもコウテカの延長線上にあって、だけど自分の感性にはジャストフィットしないから、かえって細かいところが気になってしまうんだろうな。
ただ、この日のコウテカ3のライブはそういう好き嫌いを乗り越えられるレベルのパワーがみなぎっていて、「ああ～私も『半端ないくらいめっちゃダンス！』でジャンプしたい」と思った。それなのに飛び込めなかったのは、こっちの感性の筋肉の衰えだと思う。
しかし、ぱちょとんぱちゃんの「踊るか踊らないかしかねえから」というドスの効いた声にはやっぱりなじめないな。しゅがしゅららの声を上書きして、新しいグループであるというのを示す、すごくいい煽りではあるけど、聞くとテンションが下がってしまう。
こりすさんに会えて、彼女のらみたたらったちゃんへの思いを直接聞けたのはとてもうれしかった。たらちゃん、きっとかっこよくカタをつけて終われるね。校庭カメラギャルでの活動時、新宿LOFTで「その辺のリア充よりうちは幸せになりたいし、みんなのことも幸せにしたい！」という言葉を聞いて、「でも、たらちゃんの幸せってなんだろう？」と不思議に思っていた身としては、とてもとてもうれしい。彼女が終りを自分から決められたのは、幸せになったからなんだろうと思うから。
また、横浜パラダイス会館で知り合った音楽好きのNさんが観に来てくれて、アイドルに興味のない人の目線で話を聞けたのも。「楽しかった」と言ってくれたのはうれしかったけど、
「あれ、プロデューサーも売れると思って作ってないでしょ？」
「メンバーはどういう気持ちでやってるの？」
という質問は回答に困った。うーん、なんなんでしょうね……。
