ホンのつまみぐい

いろんなもののファンをやっている人が、日々のよしなしごとを綴っています。

アイドルラッパーいちの巻き込み力を持ったMCMIRIの現在地/RHYMEBERRYセカンドアルバム「SERIES 1」リリースイベント

1年ちょっと前に「MIRIちゃん、かっこいいよね。アイドルだってことにプライド持ってるけど、それに甘えないでバトルに出てて」という話を、フリースタイルダンジョンがきっかけでラップにのめりこむようになった女の子ラッパーたちから直接聞いた時は、ちょっと不思議な気分になった。

私にとってのMCMIRIは、新宿BLAZEのステージでファンからもらった大きなおもちゃの剣をいたずらな表情で振り回していた女の子であり、ライムベリーが分裂した後は、メンバー再編を繰り返しながら、どこかピリピリした表情のままでステージに立ち続けている女の子だったからだ。

MCバトルで勝ち上がらなければ、彼女たちがMIRIちゃんを知ることはなかったはずだ。興味の無かったはずのバトルを通し、アイドルシーンではなくヒップホップシーンの人間と関わるようになった彼女の姿は、周囲からは少年マンガのキャラクターのように見えるのかもしれない。

RHYMEBERRYセカンドアルバム発売は11月15日。プロデュースはP.O.P。

アイドル×ポップス×ラップの新しい正解を打ち出した「TOKYOチューインガム」やミクスチャーロック曲「ちょっとやってみただけ」はもちろん、新録された曲も、より質の高い仕上がりになっている。

 

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P.O.PとRHYMEBERRYの関わりのきっかけはよく知らない。ただ、これまでの「ヒップホップっぽいことをやってみた」曲と違い、彼らのプロデュースした曲は、どれも「ドラムと韻の組み合わせの面白さがラップミュージックの音楽的快楽である」という原則に則った上で、メンバーの個性を活かした曲になっている。

MCYUIKAちゃんの加入により、タイトなラップでの制作が出来るようになったことも大きいのだろう。

地下の対バンにはなかなか足が向かないけれど、リリイベのアナウンスを見て渋谷マルイへ行ってみた。

渋谷マルイの8階は、グッズ売り場の奥に小さな台とスピーカーが置いてあるだけの殺風景な場所だ。

左手の入り口から台の上に集まり、円陣を作ってライブを始める3人。

会場都合でジャンプ禁止ということで、盛り上がり損ねているような客を見て「怒られたら謝りましょう!ジャンプはダメですが、ダンスは禁止されていません!」というMIRIちゃん。

直接ライブを見るのはamiinaの対バン以来なので、ちょっとした振り付けが入っていることや、当時よりMIRIちゃんが穏やかで大人っぽくなっていることなどをいちいち新鮮に受け取っていた。

MCでは「アルバム制作前まで、RHYMEBERRYほ~~んとまとまってなくってね!」と正直に吐露するMIRIちゃん。

あー、そうそう思い出した。この子は思ったことを言っちゃう子だった。

そして「今まではCDを渡してもアイドルだからってなめられちゃうんじゃないかって心配になっていたけど、今回のアルバムは自信を持ってこれが今のRHYMEBERRYです!と渡せるものになっていると思います」と続ける。

それに同調するように、それぞれの思いを語るOMOCHIちゃんとYUIKAちゃん。それぞれのMCから、今回のアルバムと今のRHYMEBERRYに誇りを持っていることが感じられてほっとした。

9月にミュージックステーション出場を賭けたオーディション番組に応募。予選を勝ち進むも、MISAKIちゃんの急な卒業に見舞われた。オーディション本選では最後の2組に残ったものの、本当に、あと一歩のところで出場を逃すという、まさに一進一退の状況を繰り返していた。

それでも、そのオーディションで古坂大魔王に気に入られ、ラジオ番組に出場させてもらったり、MVを紹介してもらったりと、少しずつだけれど彼女たちに巻き込まれる人を増やしている。

そう、MIRIちゃんには人を巻き込む力、引きつける力がある。

MCバトルの稽古をつけてくれたハハノシキュウ。「TOKYOチューインガム」の制作から関わりはじめ、アルバムを全面プロデュースしてくれたP.O.P。彼女がもっとずっと荒れていた時に、励ましてくれたせのしすたぁやGOMESS。

そのほか、私が知らないだけできっと沢山の人に慕われているのだろう。リリースパーティーのメンツを見てもそれがよくわかる。

アルバムにはMIRIちゃんの作詞曲もいくつか入っていて、中に普段の強気な彼女と違う面をのぞかせるものもある。

少女漫画みたくうまくいかないなんてことはわかってる
でも私も主人公みたく happy end でおわりたいよ!

私は今のRHYMEBERRYの運営を肯定できないし、MIRIちゃんにもハッピーエンドに必要なものは何か、何度でも考え直してほしいと思っている。だけど、彼女がこれまでの道のりで得てきたものは、ちゃんと本物だ。

 

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SERIES 1(通常盤)

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SERIES 1(初回限定盤)

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