田我流しか知らずに発作的に行ったやつ。
前売り購入特典として入場時に演者のインタビューが載った冊子「Mary Joy Zine」がもらえたのだけど、これがすばらしかった。プロのライターを使った、内輪感のない作り。ヒップホップはあまり前売り券を買う習慣がないという話を聞いたことがあるけど、こんな特典着くなら確実に行く。
WWWXはこの日が初。音のことはよくわからないけど、横に広くてステージにほどほどの高さがあって、天井が開けてる。開放感があってストレスなく場の空気を楽しめる感じ。壁に面した螺旋階段歩かされるのがキツいけど。
知らずにチケット買ったけど、1MC&バンド編成の3マンだった。
田我流とカイザーソゼ
田我流は白いスウェットにズボンで、朴訥で自由な雰囲気。ライブは自己顕示欲とか征服欲みたいなのが全然なくて、なんだか柔らかくてあったかい気持ちになった。彼の地元である一宮町のwikiの出身有名人のところには「田我流:最高のバカ」と書かれているらしい。それを受けてライブ中に「さいこうのバカー!」と楽しそうに言っていた。
Kojoe & Aaron Choulai Quintet
バンドの調子が悪かったのか、ライブそのものがあまり印象に残っていなくてよく覚えているのはkojoeの長いMC。「日本の平和はアメリカのゲットーに、誰かの間接的な死によって支えられている」という社会に対する純度の高い怒りの演説に人柄が表れていた。
Kojoe & Aaron Choulai Quintet Live @Unit Tokyo
Shing02 & The Chee-Hoos
Shing02は真っ黒な甚兵衛にコートとハットで登場。長身に刈上げ頭がインテリヤクザ風でめちゃクール。バンドも3者の中で断トツで音がキレていた。セッション性が高いというか、各人がお互いを引っ張り合って高めてどんどん鋭利な音になっていくのに興奮する。そして、そんな音の中にあって弾丸のように放射されるShing02のラップ。ラップが完全に楽器の一種になっている。音楽全体の調和の美しさと、ライブだからこそのガサガサした緊張感が融合していて、ステージにどんどん全身が吸い寄せられてしまう。うまいというのはなんて価値のあることなんだ! かっこよすぎて死んだ。
- アーティスト: Kojoe & Aaron Choulai,Aaron Choulai
- 出版社/メーカー: OILWORKS Rec.
- 発売日: 2016/09/14
- メディア: CD
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ライブ映像あがってました!タイトルからじゃ誰が出てるかわからないよ~。