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ホンのつまみぐい

いろんなもののファンをやっている人が、日々のよしなしごとを綴っています。

もみじ市2016で空気公団、コトリンゴ@多摩川河川敷9月18日

音楽

 

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 「コトリンゴ空気公団が無料で観られるから」と友人を誘って多摩川河川敷の「もみじ市」へ。 
 
 もみじ市はハンドメイド関連イベントや店舗運営、書籍の企画・執筆などを手掛ける手紙社の主催イベントで、てづくりエリートの集結の地だ。通常のハンドメイドイベントは公募式で、出店者がお金を払ってブースを確保するが、このイベントは手紙社の声掛けによって出展者が決まるらしい。いわく「つまり、多摩川河川敷に集う大人とは、ただの大人ではなく、私たちが選んだ、極めて上質な、レベルの高い、感性の素晴らしい、ものづくりの世界において日本を代表する作り手なのです」。「極めて上質」という言葉に漂うくらし偏差値の高さよ。手紙社の関連イベントはよくライブをやっていて、コトリンゴ空気公団もこのイベントの常連だ。 
 
 そんなもみじ市に到着してすぐ、「私ほっこりになじめないんですよね」と言い出す友人。私は私で「何か買うんですか」という問いに「いや、こういうところで買ったステキなものって日常生活で浮くじゃないですか」という返事をしていて、無料でライブを観に来ているのに牽制バリバリというなめた態度を取っていた。 
 
  会場は雑貨やら靴やらワークショップやらフードブースやらでにぎわう。手作りエリート界の有名人が集まっているだけあってブースの完成度が高い。草原というロケーションも合わせて小人の村みたい。キッチンカーや屋台が凝った意匠を凝らしているのを観光客気分で冷やかしていた。 
 
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 この日は時折小雨のぱらつく曇天で、すかすかではないけど、人でごったがえすこともない気楽な雰囲気。ぶらぶらと店を見回り、昼食を取ってライブを待つ。 
 
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 ライブの場所は川を背にしたテントの前。コトリンゴの開始直前にテント前に行くと、正面に敷かれたシートはすでに人でいっぱいだった。私の斜め前にずっと羽虫の小さな渦が出来ていて、それがライブが始まってから終わるまで、ずっと消えなかったのがなんだかおもしろかった。 
 
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 コトリンゴはCDで聴いたままの声で、だけれど、想像よりはるかにふわふわした空気の持ち主で、綿毛のような声でとめどない話をしていた。どこかたどたどしくて、でも、話題が飛んで行ってしまうことを気にする様子もなく、自然体というのはこのことかと思った。 
 
 この日は助っ人として料理研究家でおもちゃ楽器の操り手という良原リエさんが登場。プラスティックのぶたのピーィーという音などを付け加える。おもちゃのチープな音がコトリンゴの郷愁を誘う曲の数々に「みんなのうた」のようないたなさを付け加えていた。出店者の中に花冠を作っている人がいるそうで、コトリンゴも良原さんも頭に生花のブーケをかぶっていて、それが一層おとぎ話のような不思議な空気を醸していた。 
 
 空気公団が始まるまで、またお店を見て回る。雰囲気に酔って、コーヒー屋の人に「いや~お天気もってよかったですねえ」と、だらしない顔で話しかけたりした。 
 
 古本屋も出店していたのだけど、古い海外絵本やおしゃれな雑誌が並ぶ中、なぜか反原発や社会運動の本が固まったブースがあり、一冊一冊を拾い上げながらゲラゲラ笑いあう。 
 
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 ライブが始まるタイミングでまたテントの前に行くと、ロックTシャツのお客さんが増えていた。コトリンゴ空気公団、共通している部分もあるのにちょっと客層が違うのがおかしい。 
 
 ボーカルのゆかりさんもかりあげ頭にブーケを乗せていて、寒色の花と大きめな目のバランスが見事だった。「髪が少ないから無理かと思った」というその頭は、宝冠をかぶった仏像のよう。 
 
 ライブが始まり、バンドサウンドが流れる中、ふっと気持ちのよい風が吹いてくる。飾られた風船が揺れて、演者の背には多摩川が流れていて、犬を散歩させる人や家族連れが遊んでいる。 
 
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 透明な女の子という曲の間、小学生4年生くらいの女の子ふたりが川を指さし、そのままふたりで走り去っていった。
 
 友人はサインをもらうためにCDを買っていて、私はサインをもらうために列に並ぶ人々の少し高揚した空気をじっと眺めていた。
 
 友人がゆかりさんと交わした会話について話を聞き、おみやげにジュースを買ってもみじ市を離れた。
 
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コトリンゴ - こんにちは またあした


コトリンゴ 「誰か私を」 Music Video


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