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ホンのつまみぐい

いろんなもののファンをやっている人が、日々のよしなしごとを綴っています。

アイドルの栄枯盛衰にもはやついていけてない

 プラニメからミズタマリが脱退!
 って、何やってんのサキちゃん……!!

 カミヤサキちゃんはBiSの中でもっともかたくなで不器用な女の子だったので、だからこそ活動を続けることで柔らかさを手に入れて大きくなってほしいと思っていたので、この結果はけっこうショックです。

 たしかに「世間知らずの女の子が『私にも出来るかも』と思って友達を誘って起業してみたけど、うまくいかなくて誘った友達ともぎくしゃくしてしまう」様子は何となく見て取れていましたが、乗り越えてほしかったな……。

 サキちゃんってたぶんあんまりアイドルに向いていなくて、それは「何となく許される」「何となく愛される」というアイドルに大切な資質「愛嬌」があんまり備わっていないから。愛嬌のないアイドルは、めざとく他者を観察して求められるものに寄せていくか、自分の個性を押し出して認めさせていくかのどちらかなんだけど、彼女はああ見えてかなり内省的で、他人の求めるものをうまく読んで消化していく方には行けない。そして、クリエイターになるほど強烈な個性はない。

 でも、逆にそういう不器用な子だからこそ、たくさんのものを身につけていって大きくなってほしかったんですよね。男受けのいいリアクションとか全然できなくて、なんとなく「理想のアイドル像」はあるけれど、どういうアーティストになりたいかは漠然としていて。その平凡な強情さを、じっくりほぐして自分を育てていってほしかった。

 いや、平凡と書いたけれど、本当は平凡な女の子なんていない。女の子ってひとりひとり違うから、その個性をうまく出していくことが出来るかどうか。出したものが受け入れられるかどうか。サキちゃんはまだうまく自分を人前に出せていなくて、それがもったいないと思っているから、活動を重ねながら出していってほしくて。

 そして、サキちゃんと茉里ちゃんが感じてたズレって、なんていうか、本来なら修正してうまく落とせるはずだと思うんですよ。いや、在宅オタのくせにって言われるだろうけど、よくあるじゃないですか、そういうことって。仕事やったり、同人誌作った、あと、やったことないけどバンドとかやったりすると。それを修正しつつ、作りあげるというのが創作だったり仕事だったりで。だから、よけい悲しいしもったいないというか。

 これから相当厳しい状況になるでしょうし、芸能を続けるにしても一度間を置いたほうがいいのではと思いますが……。サキちゃんに必要なのって、15歳くらい年上の、近い種類の壁を経験したことのある女の人だと思うんだけど、渡辺さんの事務所に行っちゃったからな……。う〜ん……。茉里ちゃんはバンドをはじめたりするのかな……。

 てか、ほんと渡辺さん女の子プロデュースするのやめた方がいい。女の子の時間の無駄。

 さて、ここ一ヶ月はこのほかに、
「ライムベリー」運営とプロデューサーとの行き違いにより(というあくまで噂)、MCHIMEとDJHIKARU、プロデューサー桑島由一が強制脱退。新メンバーMCMISAKIを加えて再開。

「MaisonBookGirl」家庭の事情で宗本花音里が脱退、新メンバー和田凜を加えて活動。

「せのしすたぁ」ゆーたんとみかがファンと交友関係を持っていたことが判明したため、謝罪文を公開。

 それぞれ理由は違うけれど、多くのアイドルたちが変化に見舞われました。

 私は今まで、女性アイドルの面白さについて「女の子の可愛さは1種類じゃないというのを実感できるから」と話していました。しかし、理由は違えど、特徴的な音楽やパフォーマンスをやっているグループが、なかなか安定して活動できていないのを見ると、切なくなります。

 芸能活動というのはとても難しいお仕事で、今まで起きたことって「よくあること」なのかもしれません。でも、女の子にとってはそれぞれたった一度の人生ですから。

 また、市場の縮小もじんわり感じていて、すでにアイドルオタクになっているヘビーユーザーの分母はある程度担保されているけど、ヘビーユーザー予備軍とも言えるライトユーザーが増えていない。AKBグループやももいろクローバーZのような、一般層まで巻き込んだムーブメントが落ち着いてきたからでしょう。

 これ自体は自然なことで、それでも「大きなムーブメントが終わったけれど、細く長く続くグループが増え、多様性が担保できるような状況になるのでは……」と漠然と思っていたのですが、中堅どころのグループが、900人規模までは集客できても、一般層までにその魅力を伝えきることができずに苦戦しているところを見ると、そう呑気に見守ることは出来ないようです。

 そんな中、DorothyLittleHappyや寺嶋由芙、アイドルルネッサンスNegiccoなど、メンタルケアやレッスンも含めてプロデュースしている女の子をしっかり支えている運営はじわじわと伸びている印象ですし、これからも伸びていきそうです。

 ただ、少し淋しいのは彼女たちが基本的に正統派と言われるアイドルということ。異端児でありながら音楽・パフォーマンスともに高い評価を得ているBELLRING少女ハートやEspeciaらはなかなかその魅力をアイドルオタクの外側へ伝えられていない。やはり異端児アイドルが枠の外に出ていくのは簡単なことではないのだと思い知らされます。もちろん、集客や売上苦戦の理由はグループごとに違いますが……。

 これから、ゆるめるモ!赤坂BLITZ、lyricalschoolとバンドじゃないもん!がそれぞれZeppDiverCityでのライブを行いますが、各グループが平和に伸びてくれることを祈るばかりです。