- 作者: 石井あゆみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/07/11
- メディア: コミック
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ストーリーはどれもたわいもないラブコメで、だけど彼女の独特なあの絵柄で、不思議な世界を作り出しています。
ところで、彼女の絵を今の子どもたちはどう評価しているのかと思ったら、編集の方のインタビューでは「尋常じゃない人気」とのこと。
──石井さんの絵がまた、独特ですもんねえ。
本当にそうなんです。不思議な絵です。あまりにも見たことがない絵なので、何なんだかよくわかんないんですよね。
──古いようで新しいようで……読者にはどう受け取られてるんですか。
アンケートではもう、尋常じゃない人気です。「帰蝶かわいい」「横顔が新しい」とか書いてあるんですけど、でも感覚としてはもう僕にはわからないですよ。そう見えるんだ……そんなにいいのこれが? みたいな。や、当然僕は僕で惚れ込んでるんですよ。けどこれほど10代・20代から熱烈な支持を受ける理由は、ちょっとよくわからないのが本当のところですね。
「僕は僕で惚れ込んでいるけど、なんで受けるのかわからない」という編集の方に完全同意です。後継も出てこないように思うし、魔夜峰央みたいなポジションになるのかな。信長協奏曲もそうですが、感情の高ぶりをさらっと流す作風が面白いので、もっとシリアスなモチーフの短編を手掛けると新しい世界が生まれそうです。