ホンのつまみぐい

いろんなもののファンをやっている人が、日々のよしなしごとを綴っています。

predia握手会・新宿タワーレコードレイアウト変更

 横浜のタワーレコードにBiSのラストシングルを買いに行ったら、prediaが握手会をやっていた。

 衣装は紫のワンピースに大きめベルトとゴールドのネックレス。メイクも全体的に濃いめで、ちょっと派手目の女子大生っぽい。いや、コンパニオンっぽいというべきか。

 普段見ているアイドルが、わりと癖のある物語性の強い衣装を着ていることが多いので、ああ、こういうプロデュースもあるんだなと思う。

 アイドルのプロデュースには、男性が女性をどう消費しているかが透けて見えるときがあって、それを見て女性として傷つくこともわりとある。

 正直、prediaの衣装の一歩間違えばキャバクラになっちゃう感はちょっと居心地が悪かった。

 握手会終わりにリーダーらしき子が告げたこの後に予定について話すと、それを盛り上げようとオタクが声をあげる。その様子は、アイドルとオタクの正しい関係という感じでちょっとほっとした。

壊れた愛の果てに(Type-A)(DVD付)

壊れた愛の果てに(Type-A)(DVD付)

 チケット引き渡しのためにタワーレコード新宿店へ。

 レイアウトを大幅に変更してからつまらなくなったとの声を聞いていたので確認の意味もこめて行ったのだが、たしかに大きく変わっていた。(写真はすべて現在のレイアウト)

 かつての新宿店のアイドルコーナーは、大きな視聴機と柱が特徴だった。正面陳列にももいろクローバーZなど、誰もが求めるメジャーなアーティストを陳列。しかし、その裏に回ると、「一般層にはまだ広がっていないけれど、勢いを増しているアイドルや、マニアに注目され始めたマイナーなアイドル」のCDが10枚ほど、同じ視聴機にかけられていて、中央の柱には大きめのプロジェクターと視聴機があり、お店のスタッフが応援しているアイドルが手の込んだ什器とともに並んでいた。なくなってみて思うが、青田買いを気軽に楽しめる、広場のようなレイアウトだった。

 店頭在庫のバリエーションはあまり変わっていないように感じたが、現在のレイアウトはそれぞれのジャンルが棚ごと、視聴機ごとに分断されている。売りたいものはわかりやすく押し出され、探しやすくなっているけれど、ごちゃっとしたおもしろさがそがれてしまったように感じた。

 売上にどう跳ね返るかはわからないけれど、少しさびしい。

 タワーレコードのアイドルコーナーはBiSのために手作りのカウントダウンコーナーをもうけているので、ざっと眺める。

 私は「さっさとちゃんと終わってくれ」と思っている方なので、プー・ルイの「本当に消えます」の文字を見て、ほっとする。

 いろいろ理由はあるのだろうけど、あれだけ働いているのに食える給料が出ていないらしいというのはおかしいし、愛がない。運営が食わせることを考えていないのなら、メンバーにはBiSに縛られてほしくないし、慣れてほしくない。それに、オリコントップ10に入るグループですら食えないという夢のなさは、アイドルという職業の価値を下げる。それにしても、どうして多くの運営は「アイドルは食えないのが当たり前」という顔をしているのだろう?もちろん、音楽で食うなんて簡単じゃないのだろうけど、それにしても、だ。

 結局のところブラック企業の延命に加担しているだけじゃないのかというむなしさから逃げられないから、「やっぱ応援するなら大手だよねー」という結論に至った人もいると思うのだけど。

 BiSのメンバーも渡辺マネージャーも「もうこれまでほどの大きなアイドルブームは訪れない」「今この時期にアイドルができてよかった」という。でも、BiSのメンバーは食えなかった。それはBiSだからなのだろうか?

 せめてこれから活躍するアイドルには、少しでも食えるようになってもらいたいと願うばかりだ。