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ホンのつまみぐい

いろんなもののファンをやっている人が、日々のよしなしごとを綴っています。

11/16(土)自家発電 vol.02レポート

舞台 アイドル

せっかくよい番号で譲って頂いたものの、最前に行く勇気が無く適当に舞台全体が見えそうなはじの方に移動。

エスパー伊藤のビデオ動画で開会宣言。


第1部

●オイオイ教教祖
宗教パロディ芸人さん……かな?
靴下を振り回したり、松葉杖でリコーダーを吹いたりして場を盛り上げてくれる。

いずこねこ
猫耳にキュートな似顔絵イラストの描かれた白いスカート。
曲も衣裳も人工的な感じなのに、茉里ちゃんの熱気にあふれたざくざくした存在感が独特の健康的なパワーで会場で満たす。
「うしろのひとーーー!!盛り上がってますかーーーー!!」の射貫くような声の強さがすばらしかった。
オタの人が要所要所でミックスを書いたうちわを掲げてくれて、そのコンビネーションの良さも楽しかった。
「にゃんにゃんにゃん!にゃんにゃんにゃかにゃかにゃんにゃんにゃんにゃんにゃん!」という合いの手を真似したくなる。
似た存在が思い当たらない感じの女の子。

●QP-CRAZY
ハードコアパンクに属するのかな?
すごくパワフルなステージングだったんだけど、あんまり該当ジャンルに知識がないせいかうまく没入できなかったのが残念。

●L.L. COOL J太郎
杉作J太郎のマンガに出てくるみたいな人だなあ…と思ってたら杉作J太郎のラッパー名だった。
合間の休憩がやたら長いと思ったら四国松山でのステージを終えて車で来たため、遅刻したそうで息を切らせながら登場。
「最近ね、AKBが好きで。今回は口パクに挑戦しまして、これがとてもとても大変なんですよ」と、口パクでのパフォーマンスを披露したあと、汗をダラダラ流しながらのゆるいMC。
横で踊るふたりのボンクラ感も含めて面白かった。
まさに男の墓場。

●BiS
率直に言うと、9月の調子の悪かった頃の訴求力に戻った印象。
BiSのライブはダイブ、モッシュ、リフトも含めてお客さんの圧が強いため、演者がそれに負けないパフォーマンスをしないと前方の壁だけが盛り上がって後方はおいてけぼりになってしまう。
10月のライブでは感じなかった距離感が改めて発生。
新メンバーの成長に期待。

BiS階段
DiEの演奏中に乱入する非常階段。
続いてのPrimal.の厚みに興奮する。
ノイズという音楽のことはBiS階段で初めて知ったのだけど、涅槃と表現したくなる、境界線上にいるような音にBiSの曲が馴染む。

アイドルは常にすごい速度で変化していくから、一瞬一瞬の美しさや楽しさも常に更新され、過去の姿もすごい勢いで遠くなってゆく。
でも、その刹那的な美しさが、消えて散って、忘れ去られてしまうものではなく、どこかにずっとつながって存在しているような気にさせる。
そういう感情が生まれるのが私にとってのBiS階段で、この日のライブはそんな内容だった。

●非常階段
BiSがはけて非常階段が残される。
ノイズについては相変わらずうまく説明できないのだけど、狭いライブハウスが音で満たされている時間の妙に落ち着く感じは好きだ。慣れのせいもあるかもしれないけど、渋谷WWWでのライブより優しく感じる演奏。近い体験は実はお寺で読経を聞いている時なのではないかと思ったりもする。

戸川純と非常階段
「皆さんお待ちかねの」というJOJOさんの言葉にうながされて登場する戸川さん。
私のいる場所からは帽子の飾りくらいしか見えなかったのだけど、登場した途端にしんと会場が静まりかえったことにゾクッとした。
歌は「好き好き大好き」1曲。
事故のリハビリが続いているようで、声が出ていない部分もあったけれど、奥に何か異質なものがいるという存在感は伝わってきた。
ヨーロッパの昔話に登場する、魔女の歌を聴いたような気分。

第2部

●BiSと非常階段のトーク
(録音を起こしたものではなく、当日メモしたものを再現しているので、なんとなくこんな感じだったくらいに受け止めてください)

司会はOTOTOYの西澤裕也さん。

・まずは、JUNKOさんがスタンガンを持ったまま戻ってきていないと笑う。
その後すぐ舞台に登場するJUNKOさん。

西澤「お客さんもスタンガンくらってましたよね。倒れて座り込んでしまった人がいたので大丈夫かなと思ったんですが」

JOJO「電池を換えたかいがありましたね」(笑)

・BiSメンバーがそれぞれ挨拶。それにうながされ、非常階段もアイドル風挨拶を始める。

JOJO「非常階段のノイズギター担当JOJOでーす」

美川「非常階段のコンプライアンス担当美川でーす」

JUNKO「ボーカル担当JUNKOです」

西澤「えー、スタンガンくらう担当OTOTOY西澤です…」

プー「無理させてすみませんっ」

BiS階段が始動する経緯について。(ほぼ非常階段ファイルに書いてある内容)

JOJO「音楽業界がぱっとしないということで、何かやってほしいという話が来た。最初はももクロ階段はどうだろうと思っていたが、ツイッターでBiSの方が合うのでは、というリプライをもらった」

西澤「プーちゃんはどう思いましたか?」

プー「元彼からすごいね!ってメールが来ました。浮気されて別れたから、別れてから初めてのメールがそれだったんですよ!あ、処女だよ(はあと)」

ヒラノ「研究員とJOJOさんが絡んでいるのを見ていて、実現したらおもしろいと思っていたから、うれしかったです」

アウトブレイクの最初のBiS階段について

JOJOさん「尋常じゃない一体感だった」

美川「ぼくはよくわかってなくて、曲をわたされてこれに雑音かましたらええんやなと思っていた。リハになって、これはおもしろいことをやっていると気づいた」

・美川さんは楽屋でMURAMURAやDiEを歌詞も間違えずに歌っているそう。100kmマラソンも全部見てくれた。この日の美川さんはお酒がだいぶ入っていて、終始酔っ払い口調。

美川「おかげで出かけられなかったよ〜」

西澤「JUNKOさんは?」

JUNKO「楽しかったです」

西澤「研究員化はしなかったんですか?」

JUNKO「してません…」

JOJO「まだメンバーの名前も覚えてないよね(笑)」

西澤「BiS以外にもいろいろ階段をやっている。コンセプトは?」

JOJO「バンドと合体する。初音階段は歌メインでノイズをアクセント的につける。BiSはバンドだと思っている」

西澤「一回限りではなく、つきあいが続いていますね」

JOJO「彼女たちの方からいろいろアイデアが出てくる。ソウルフラワーBiS階段はBiSが入ることによって実現した。ソウルフラワーと非常階段だけでは距離があったようだけど、BiSが入ったことによって柔らかくなって親和性が生まれた部分がある。まだいろいろ計画しているので、来年はとんでもないことになりますよ」

・美川さんは三五十五さんの支援Tシャツ着用。電撃さんにはお世話になっていて、ドミューンでの記者会見でも司会をやってくれたという話を紹介。

JOJO「9月の夏の魔物はすごくいいライブだった。幻想的な風景だった」

美川「朝の7時からやってるんだからさ!(笑)」

JOJO「ウイカちゃんはバンド時代にソウルフラワーをカバーしていたと言うから、絶対ひっぱりだそうと思っていた」

ウイカ「幸せでした。あの時間は」

西澤「コショージさんはどんな印象を持っていましたか」

コショージ「なんかすごいことやってるなと思って。えー、楽しかったです!」

JOJO「今日はウイカちゃんがドラムをやって、のんちゃんが弟子みたいになってて。今度ウイカちゃんとは寺山修司音楽祭でもコラボします。そういう風に外に広がっていきたい」

・今日のBiS階段について。

カミヤ「2曲だったのであっと言う間に終わってしまった」

プー「最初は生肉を投げるとみんなホントにいやな顔をしていたのに、今は『来いや!』って感じになっている。また何か考えないと」

・ビス子ちゃん(ビニール製のダッチワイフ)はカミヤが顔と、レタリングをウイカが担当。がすぴーさんが持ち帰った。

●ここで戸川純さん登場。
(戸川さんは独特の口調も魅力的だったのですが、再現できなかったのであえて箇条書きっぽくしました)

西澤「まさかこの組み合わせが実現するとは」   

戸川「(BiSメンバーを見て)なんかクローンみたいな…。私は当時くろぶちメガネに三つ編みをして、内蔵とか血が見えるようにはしていなかったけど、紺のセーラー服を着ていたんですね。それは没個性的なものだったのに、今はほかに見ないぞっていうものになっている」

テンコ(少しううわずった声で)「私は北海道に住んでいて、戸川さんにすごく憧れていました。東京に出てきていくつか見させていただいて」

戸川「でも、そのときはこんなに太ってなかったでしょ。入院で太っちゃって。私も若い頃はキレイっていわれたんですけど」

西澤「なぜカバーに『好き好き大好き』を?」

JOJO「最初のBiS階段を終えた後、これを音源として残したいと思った。ただBiSの曲にノイズをあてるだけでなく、何かを加えたかった。そこでエイベックスの方と相談した結果、『好き好き大好き』に。あこがれの方で、ぼくらにとっての代表曲だった。80年代〜90年代〜2000年代がつながる気がした。70年代の僕らと2000年代のBiS。その間をつなぐ80年代の戸川さん。女の子のボーカルで、でも『殺す』というような」

・間に版権の面でもスムーズに交渉が行った話がありましたが、正確に聞き取れなかったのでカット。

西澤「『好き好き大好き』は当時どういうとらえ方をされていましたか?」

戸川「アーティスティックと言われたのを裏切るようなことをしていた。アイドルなの?アーティストなの?と言われ、できればどっちもと思っていた。アイドルやるぞと思って『好き好き大好き』を歌った。当時は音圧がスカスカで、テクノ歌謡でアイドルっぽくしたかったけど、今度はもっとズーンとしたのがやりたくなった。そしたら、アイドルはどうしたのと言われた。

『好き好き大好き』は最近歌っていなかった。ノイズでやるなんて非常階段さんにおそれ多くていえない。ロックンロールとしてやりたいと思った。打ち込みをやらなくてもドドスタ(すみません、意味が取れませんでした)でできる。私がロックシャウトでやればいいじゃん」

JOJO「最近戸川さんは『好き好き大好き』をロックンロールでやってくれている」

戸川「非常階段さん、BiSさんあってのことですよ」

JOJO「今日やってくれて、すべてがつながった気がする」

西澤「テンコちゃん、お話を聞いてどう思われますか」

テンコ「ざっくりした質問!」

ウイカ「いや、まっすぐな質問やで」

テンコ「すごく光栄だと思います。私にとって戸川さんはとても大きな存在ですし、音楽にとっても大きな存在で、それに自分が関われたことがうれしい。や、や、もうホント。BiS入ってよかったと思います。ツイてると思います」

戸川「そんな大きいものみたいに…」

JOJO「そういうテンちゃんの想いがあって実現するのはすごいことだと思います。やってきたことがすべて結びついてくれますね。もともと音楽業界が盛り上がらないといって始めたイベントですが、ぼくはそうとは思っていない。こんなおもしろいことができて、お客さんが集まってくれる。悲観していません」

戸川「私もそうなんですよ。もう新しいものは出ないと言われているけど、そんなの30年前から言われている。アンダーグラウンドとオーバーグラウンドが融合するおもしろい時代だと思います」

・戸川さんはリハビリ中。プールで腰を治している。

JOJO「また引っ張り出しますよ。今日のもレコーディングしたいね」

原爆オナニーズがBiSの曲を練習しているから、1月は生バンドでやれるかもしれないとのこと。

水中、それは苦しい
安めぐみのテーマ」のよくわからない感動。
「おっとオトタケ」で爆笑。
合間の目をひん向きながらのMCも含めて強烈に面白かった。

玉袋筋太郎さん、清野とおるさん、酒屋の伊藤盛男さん、女将の谷桃子さんとのせんべろトーク。
玉袋さんのどうでもいいトークも笑えたけど、漫画家で赤羽のキチガイウォッチャーの清野さんの持ってきてくれた赤羽奇人変人写真に大爆笑。

清野さん「商業誌じゃキチガイっていえないからこういうところでいいたいんですよ!」ってことで、計4回キチガイって言った。赤羽の皆さん、最高でした。

東京都北区赤羽、ウヒョッ!東京都北区赤羽はどれも名作。
ウヒョッ!東京都北区赤羽(1) (アクションコミックス)ウヒョッ!東京都北区赤羽(2) (アクションコミックス)


●みどり〇みき
そして、浅草の会館で16年歌っているというみどり○みきさんのライブ。
超盛り上がってアンコールまで発生。
「みきてぃ!みきてぃ!」コールの中登場するみどりさんの笑顔をそれを出迎える観客の拍手はこのイベント一番の幸福な時間だったと言い切っていい!

2部トーク後は人がだいぶはけたので、正面に用意された座敷に座り込んだ。ものすごく快適。もっと前方座敷式のライブあってもいいんじゃないかと思った。

異種混合戦の面白いイベントで、特に2部の酒飲みながら座敷でくだらない話と面白いライブに酔えるゆるさは最高だった。

チケット譲ってくださったMさんありがとうございました!