フリースクールの先生に、「ひきこもりの子の中には押入にこもって出てこない子もいる」という話を聞いた。そういう子を自宅におじゃまして1年くらいかけてリビングに出られるようにするらしい。
「押入って落ち着きますものね」と合いの手を入れるか一瞬迷ったが、やめた。押入に入る気持ちはよくわかる。また、家族が押入から出てこないという悩みの過酷さは想像するのもつらい。
フリースクールの先生の中には市村正親を思い出させるハイテンションな人もいた。気持ちを開いて明るく振る舞うという態度が常態化しているというか。こういう仕事の人は、子供の見本にならなくてはいけない部分もあるから、大変だろうなと思った。
本人たちが大変と思っているかはまた別なのだろうけど。