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ホンのつまみぐい

いろんなもののファンをやっている人が、日々のよしなしごとを綴っています。

オンディーヌとさかな共和国

小さい頃に読んで印象に残っていた本が図書館にあったのでつい手にとった。

魚嫌いの少女オンディーヌは、食卓に登場しないでほしいと海の中の魚たちに直訴しにゆくが、魚の大統領にとらえられ、改造手術を受けてしまう。さらに、大統領はオンディーヌと婚約すると言い出すというナンセンスもの。

シニカルさの入り交じった笑える話なのだが、それより「海の中で服をはがれて勝手に手術をさせられ、足が縫い閉じられてしまう」という物語にどこか因美なにおいを感じていたことが思い出される。ブラックジャックの最初期の、少女を鳥人間にする物語と共通する何かがある。

終わり方はオンディーヌは海に網をかけていたイギリス人に拾われ、最後はカモメの協力で自宅に帰りつくというあっけらかんとしたもの。自分たちを改造した大統領たちがおかずとして食卓に乗せられ、それをぺろりと食べてめでたしめでたし。


この魚の目つきもなー