少年が青年に変化しつつある時期を演じさせると古谷徹さんさいこう。
そして安彦良和の神経質で色っぽい少年たち眼福。
というわけで若い頃の古谷さんの声が目当てに見始めたガンダムがおもしろいです。テレ玉ありがとう。
ガンダムは監督の富野由悠季自身のにぎやかなお人柄の噂に、ファンの間に流れる独特のネタ消費感が苦手でちょっと避けておりました。
しかし、歴史に残るだけあってやっぱりおもしろい。視聴前のイメージと違うところがいっぱいあってそのギャップに驚くのもなかなか楽しいです。
アムロがなかなか健気な青年なのも意外でしたね。両親が空襲で亡くなったのを知ったフラウ・ボウに、「フラウ・ボウ。君は強い女の子じゃないか」って元気づけるところとかベタにぐっときます。もっと扱いづらい感じのキャラクターかと思ってました。
あとは、シャアのもっとも有名な台詞「認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものを」が、第1話で語られていたのも驚いた。もっとドラマが動いてから登場する台詞かと思ってましたよ。しかし、シャアいまのところあんまかっこよく見えないな。もともと気障なキャラ好きじゃないから良さがわからないだけだろうか。
しかし、出てくるキャラクターみんな隙あらば口論していて、とてもいきいきした人間らしい人たちばかりですね。43話もあるので毎週楽しみです。
成り行きでパイロットになったアムロが、支給されたばかりの制服の襟をときどきいじくっている場面が、無言のリアリティを感じさせて好きです。着慣れない学ランに戸惑う少年の動作ですね。あんな目の少年が軍人として参加しながら詰め襟直してるとかかわいいに決まってるだろと。安彦良和がキャラクターデザインに当たって、学ランを改造すればコスプレできるようなデザインにしたと描いていましたが、それをうまく生かしているなと思いました。
ついでにこの間の西原の画力対決のURLを。酔っ払ってぐだぐだになってる安彦先生かわいいです。最後のリクエストの「安彦良和が描いた星飛雄馬」に、思わず心の中で拍手してしまいました。しかし画力は西原×島本×藤田を超える回はそうそうなさそうだ。
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00979/v00002/v0000000000000000030/
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