カイちゃんソロ観にタワヨコへ。SAKA-SAMAとの共同リリイベ。
カイ
本人提案という世界観がとても好き。昭和の終わりから平成の初めごろのヒット曲っぽいので、昭和レトロならぬ平成レトロでしょうか。
「女ともだち」の歌詞めっちゃいいと思ったら、野宮真貴のカバーなんですね。「女ともだち Night and day 女ともだち A to Z」のところが癖になる。どの曲も、色っぽく歌おうと思えば歌える歌ですが、カイちゃんの童のような歌声との組み合わせが独特の心地よさを生み出しています。
持つべきものは よい友だちですね
イザという時 たよりになりますわ
お互いがお互いを ソンケイしてますから
ケイベツだなんて そんなあなた オ・ホ・ホ・ホ
あなたのすることでしたら それは もォ
私がたすけるなんて そんな もォ
お互いがお互いの カガミとなりまして
美しく生きて まいる まいる まいるのです
女ともだち Night and day
女ともだち A to Z
ライブ中にヤンキーに指さして笑われたりしていましたが、それにニコニコしながら手を振って答えるカイちゃんにアイドルとしての背骨の太さを感じました。後半SAKA-SAMAの2人が乱入する場面がありましたが、3人ともとてもいい笑顔でした。振りコピ完璧おじさんがいて微笑ましかったです。楽しそう。
SAKA-SAMA
トラックがおとなしいのに歌が下手なので、声のゆらぎがめっちゃ目立つ。BELLRING少女ハートって特殊な見せ方をしているアイドルだったんだなと改めて。カイちゃんはかぶせだったみたいだけど、SAKA-SAMAはなぜ生歌なんだ……。
しかし、寿々木ここね&朝倉みずほコンビの楽しそうなダンスと歌は、2人のふんわりした空気もあわせてとても魅力的。
4人編成だったころは、音源もライブもがしゃがしゃしすぎていて聞き苦しさを感じていたので、穏やかなかわいらしさに気持ちが温まりました。
カイちゃんも今のSAKA-SAMAも、「少女」というより「女の子」という感じ。中高生くらいの頃、おとなしいグループ内の女友達にノートを見せてもらった時のような。まだ幼い部分の残る女の子の、ちょっとした秘密や感情をわけてもらったようなキュートな世界観。ベルハーやゼアゼアのファンの中には物足りない人もいるかもしれませんが、本人たちの楽しそうな表情を見るとしみじみいいなあと思えました。